「イライザ靴を取ってくれ｣と言って帽子を顔にかぶせてしまう

表情を見られたくないんですよね、彼は。本当はイライザが帰ってきてくれて嬉しいくせに、素直になれない。もしかしたら帽子の下では泣いているのかもしれません。心とは裏腹に態度は強気に命令口調で優位に立とうとするあたりが情けない。

頭はいいかもしれないけれど、プライドがやたら高くて感情面ではほとんど子ども・・・そんなヒギンズ教授の性格が伝わってくる演技でした。

しっかし、イライザに捨てられそうになった時は「ママ、どうしよう｣と母親に泣きつくほどのマザコンっぷりを発揮しておき、とどめはこの我が侭で尊大な態度。私は嫌よ、こんな男。観ている分には面白いけれども。駄目な奴と知りながら帰ってくるイライザに大人の女を感じてしまいました。