[コメント] モンスターズ・インク(2001/米)
ジョン・ラセッター、ディズニーに最後通諜を叩きつける!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
今回は製作総指揮にまわった天才ジョン・ラセッターだが、CGの質・動き・キャラの立ち・シナリオすべてにハイレベルな作品を作り上げた。
お約束のNGシーンはあざとくて嫌だが、スタッフロールで席を立つことを許さぬ効果は最大値。そして最後の最後に面白いメッセージが!ディズニーのロゴが大写しになり皮肉たっぷりの歌が流れ、ピクサーのロゴへと・・・
全編子供目線の楽しさに溢れているが、最後だけは大人の世界。
本作でディズニーとの契約が切れるピクサーは、晴れて自由の身となる。ディズニーの製作能力は著しく減退しており、もはや大衆の心をつかむ傑作を作る力は皆無。デイズニーを追われドリームワークスで再起を図るカッツェンバーグは敵対心むきだしでディズニーつぶしにかかっており、ピクサーとの契約に天文学的数字の札束をふりかざすのは必至。シュレックをつくりその実力を誇示するだけでなく使える袖の幅も広がったことだろう。ピクサーをめぐる二大勢力の攻防はみものだ。
それにしてもラセッターには「生臭い」話はとっとと片付けてもらって、これまで同様、夢のある作品を作り続けてもらいたい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。