[コメント] エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022/米)
ポスター自体の魅力がそのまま
ポリコレのせいか、中国マーケットを意識したせいか、反ルッキズムの地味な役者達が、ほぼ脈絡もない展開の中、ドタバタと、時に直球エロネタも挟み、思いついたままのシーンを撮り重ねて、一体どこを面白がればいいのかわからない学生映画を見ているような気持ちになった。
やたら長いけど、要は、ハリウッドで流行のマルチバースとアジア系移民のネタを盛り込んで、「家族は大切だよ」ってだけの話。
監督がミュージックビデオの人だと聞いて納得したけど、映画以外の分野から来た監督の作品にありがちな、シーン自体は良いけど、シーンの繋がりと展開がグダグダで、エピソードが羅列されてるだけのパターン。
どこまで詰めて作ってるのかわかんないけど、マルチバース設定の法則がよくわからない。世界が交差するきっかけもわからず、異世界の人物が日常に突然入ってきたり、場面そのものが異世界になったり。
中盤まではただただ「早く終わらないかな」と時計を見つつ我慢し、終盤はありがちな着地点にあっけなく落ちていって何の意外性もない。
相変わらず、A24の作品は肌に合わない。
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