ライオネル・バリモアの映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
マタ・ハリ(1931/米) | 『間諜X27』と比較してしまうと画面の強度は雲泥の差だ。ウィリアム・H・ダニエルズの光の扱いも見事だが、演出力の差が歴然としている。しかし、本作の落ち着きのいいメロドラマを好む向きもあるだろう。 [review] | [投票] | |
素晴らしき哉、人生!(1946/米) | この映画は格が違うね。ちょっと納得できない演出も沢山あるが、多くの人がベストに上げることはようく納得できる。 [review] | [投票(8)] | |
私の殺した男(1932/米) | これも傑作だ。ああ、このカットで終わったら凄いな、と思っているカットで終わる。ライオネル・バリモアの素晴らしさ。臭い説教じみた科白が彼の演技によって、なんと自然で心打つことか。 [review] | [投票] | |
永遠の戦場(1936/米) | ホークスらしく過去作『今日限りの命』を一部焼き直したような設定を持つ戦争映画だが、プロット展開においても、撮影においても、より深化した傑作だ。まず、本作でも、ジューン・ラングをめぐるワーナー・バクスターとフレデリック・マーチの三角関係が描かれる。 [review] | [投票(1)] | |
グランド・ホテル(1932/米) | これは映画のお手本と云うべき見事さだ。何と云ってもこの突き放しは狂気的に凄い。矢張り映画の一つの形式名として名前が残っているだけのことはある素晴らしさ。ただし、その多くは役者達とウィリアム・H・ダニエルズとセドリック・ギボンズの功績に思え、グールディングの演出は印象に残らない。 | [投票(2)] | |
椿姫(1936/米) | どんなにやつれてもグレタ・ガルボは美しい。もうガルボを美しく撮ることにスタフが結集した女優映画だが、しかしそれだけでは終わらないジョージ・キューカーの繊細な演出が息づく傑作。 [review] | [投票(1)] | |
我が家の楽園(1938/米) | 主役は矢張りライオネル・バリモアとエドワード・アーノルド。二人共見事な存在感だが、このある意味浮世離れしたお話を納得性のあるものにしているのはバリモアだ。説教じみた科白が彼の演技によって心を打つ。また度肝を抜く花火シーンだとか画面もスペクタキュラーでいい。ただし常に踊らされているアン・ミラーが煩い。 | [投票] | |
白昼の決闘(1946/米) | 三人の名撮影者がどう分担していたのか興味深い。ロー・キー気味のラブシーンの軟調な画面はリー・ガームスのものか。 [review] | [投票(1)] |