「BGMのない映画」(moot)の映画ファンのコメント
赤い戦車のコメント |
緑の光線(1986/仏) | 16ミリの即興で撮ったということもあり、それまでに比べるとえらくルーズになった印象を受ける。しかしラストのカットバックや撮影場所の選定を観れば分かるとおり、本作もまた実に厳格。それにしても、面倒な女である。 | [投票] | |
パリのランデブー(1994/仏) | 第2話、第3話が好き。粋な映画。 | [投票] | |
旅芸人の記録(1975/ギリシャ) | 話はよく分からんが、どの画面にも力があり、長回しばかりとはいえその中で緩急を巧く付けているので、最後まで飽きずに観ることができた。4時間という長さは我々観客に近代ギリシャの哀しみ、苦しみを共有させたかったのではなかろうか。結婚式のダンスでさえ物悲しい。 | [投票(3)] | |
クローズ・アップ(1990/イラン) | こういう映画の描き方もあるのかと驚きだった。サブジアンの逮捕劇を内・外で繰り返した時の人物の出し入れなんて本当に見事。裁判場面は遠く『裁かるるジャンヌ』を想起した。なんと厳格なクローズ・アップ。 | [投票] | |
害虫(2002/日) | 「私はブレッソンが好きです」とでも言いたげなシナリオと画面運び。勉強はよくしているようで全編面白く見通せるのだが、一方でオリヴェイラやイーストウッドのような本質的な「怖さ」は無い。 | [投票] | |
3−4X10月(1990/日) | まとまりは悪いがシーンごとの充実度が非常に高い。 | [投票] | |
コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン) | ドワネル君、もといJPレオーがもはやトリュフォーそっくりに見える。 | [投票] | |
叫びとささやき(1972/スウェーデン) | 思っていたより娯楽色が強いと思った。ショッキングな描写が多かったせいかも。終盤ちょっと失速するのが残念。 | [投票] | |
ラルジャン(1983/スイス=仏) | 理想的な映画。余分なものを削ぎ落とし、とにかくソリッドに仕上がっている。 | [投票] | |
桜桃の味(1997/イラン) | こんな「車窓」の撮り方はキアロスタミ以前には存在しなかったし、こんなアクロバティックな映画も数えるほどしか存在しなかった。工事現場の圧倒的興奮。物々しいクライマックスの雷鳴。そして急転のラスト。傑作と呼ぶしかない。 | [投票] |