絲屋寿雄の映画ファンのコメント
銀心中(1956/日) 愛すればこそ(1955/日) 甘い秘密(1971/日) 海の野郎ども(1957/日) 狼(1955/日) 裸の十九才(1970/日) 女優(1956/日) かげろう(1969/日) 松川事件(1961/日) 悪党(1965/日) 眠れる美女(1968/日) 若い人たち(1954/日) 村八分(1953/日) 鬼婆(1964/日)が好きな人 | ファンを表示する |
寒山拾得のコメント |
銀心中(1956/日) | 雪の花巻鉄道の夢のような美しさ。廃線だそうで残念だ。本作は善人しか出てこないからメロドラマではなく、怪談に近い。戦争批判なのだが同時に一夫一妻制までも批判している処がある。乙羽信子の号泣は珍しく、これだけでも貴重だ。 [review] | [投票] | |
愛すればこそ(1955/日) | いつもの余裕が全然ない第3話ヤマサツの直球勝負もの凄い。対して1・2話は掴みだけはいい。押しかけ女房香川京子の添え文「少々美人に過ぎますが」とか。 [review] | [投票] | |
狼(1955/日) | 観る者をペシャンコにする映画。メジャーで決して撮られない映画。 [review] | [投票(2)] | |
裸の十九才(1970/日) | フルーツパーラーでお客は神様と教えられたのに、定食屋でカツ丼が不味いと苦情を云えばボコボコにされる。世の中はなんて複雑なんだろう。原田大二郎の眉毛は『奇跡の丘』のキリストを想起させる。 [review] | [投票(1)] | |
女優(1956/日) | 『残菊物語』で有名な森赫子の伝記映画。前半はユルい出来で、ミゾグチの弟子によるご祝儀作かと思いきや [review] | [投票] | |
かげろう(1969/日) | いらぬ力入り過ぎなのか、珍しくとっちらかった凡作。尾道の離島が舞台で富山真沙子は富田靖子似で、本作の物語は『さびしんぼう』の背景なのではという貴重な発見があったが、作品の出来とは無関係。 [review] | [投票] | |
松川事件(1961/日) | 法外な法廷劇として興味深い。被告が裁判官に喰ってかかる件は『オペラ・ハット』が想起される。思えば法廷侮辱罪ってのはいい加減な法律である。 | [投票] | |
悪党(1965/日) | 小沢栄太郎のバカ殿造形素晴らしく、権力者のエロはとんでもないですね。高師直恐るべし。 [review] | [投票] | |
眠れる美女(1968/日) | 男の性の哀れを語る本筋も面白いが、重要なのは香山良子の件だろう。時代はこのような小さな決断の積み重ねで変わるのだ。 [review] | [投票] | |
若い人たち(1954/日) | 会社員あるある大事典な細部テンコ盛りの面白さ [review] | [投票] | |
村八分(1953/日) | この選挙不正事件が実話というから驚かされる。新藤脚本は流石の生々しさ、こういうのを描かせると本当に巧い。 [review] | [投票(2)] | |
鬼婆(1964/日) | 仏教説話系なのかと観ていると次第に混乱し始め、ついに何の教訓でもなくなる。巧いものだ。 [review] | [投票] |