クリストフ・フリーデルの映画ファンのコメント
一票のラブレター(2001/伊=イラン) |
いかにも想像できそうな、ど田舎の選挙を巡る人々のエピソードである。のんびり、どこまで行っても青い海。ラストの求愛は素敵だ。演出が意外ときめ細かく、出だしとラストは風格さえある。この監督、本物の映画を知っている。 (セント) | [投票(1)] | |
長回し、ロングショット中心のカット割りのおかげで、まるで一緒にジープに乗って島を回っているような錯覚があるが、一方で人物にあまり感情移入できないというのも正直な感想。[新宿武蔵野館3] (Yasu) | [投票] | |
何かが空から降ってきたり、何かを携えて各地を巡ったり、という発想はマフマルバフ的、というよりイスラム的と云った方が良いいのかな。監督兼脚本家で仄かな恋ごころの描出は見事だが、訪問地毎の「不条理な滑稽さ」は踏み込み不足。もっと笑わせて欲しかった。 [review] (町田) | [投票] | |
台詞の無い長廻しのロングショットは、監督が我々に対して「考える」時間を与えているかのようだ。民主主義をこれ程真摯に、かつ痛烈に描いた作品は稀だ。しかもイランという国というのが最大のメッセージ足りえる。 (sawa:38) | [投票] |