藤川準の映画ファンのコメント
人生劇場 飛車角(1963/日) |
月形龍之介は言うに及ばず。鶴田浩二、佐久間良子二人の堂々の演技。若い高倉健のハツラツとした演技。梅宮辰夫も若いなぁ!十分見応えのある力作。 (KEI) | [投票] | |
紛れも無く仁侠映画の萌芽であると認められるのだが、しかし確かに文芸映画の残り香も強い。尾崎士郎をモデルとする青成瓢吉−梅宮辰夫を中途半端に残しているからか。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
後の東映的任侠形式は未だ無い。故に鶴田は女を想って身をよじり、高倉は女に懇願し押し倒す。そこには様式美が確立される以前のリアルな「人間」が描かれる。東映の功罪の始まりでもあるが、ここでは「功」のみを賞賛すべき。 (sawa:38) | [投票(3)] |