★5 | 断定的な物言いや、シンプルな物語構造を補って余りある魅力的な「映画の花」に充ち溢れた秀作。躍動的な手持ちカメラが捉える一瞬の表情には、人物のリアルな感情や豊かな(或いはその逆の)関係性が確かに息づいているし、フランス映画らしい省略に彩られた語り口からも、豊穣な時間の流れを感じとることが出来る。シャリフ、子役、ブルー街(殆ど雑貨屋周辺しか描写されないにも拘らず!)の存在感が本当に素晴らしい。 (町田) | [投票(3)] |
★3 | タメを作った前半は良かったが、そのタメを生かせず後半で失速。あんなオチだったら別に旅に出なくても同じじゃないか。[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ7 (TIFF2004)/SRD-EX] [review] (Yasu) | [投票(2)] |
★5 | オマー・シャリフがいい歳のとり方をしている。悪童に説教を垂れず、自分の恥ずかしい側面を隠さず、かといって子供をワルの道に引きずり込むでもなく、彼は何恥じることもないムスリムなのだ。イスラム教に悪い印象を持っている人に騙されたつもりでこの映画を観てもらいたい。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | 出だしからして粋だ。冴えない花売りに25フランでバラの花を買う娼婦。生き生きとした街並みの人々を写すカメラ。まさにフランス、大人の国。男の子もませているが人生を知っている。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | すこし悲しげな映像、モモの成長。おじさんからのメッセージ。真昼間から立っている娼婦たち。すべてがおしつけがましくなく、さりげなく、それでいて優しい。 (あちこ) | [投票(1)] |
★3 | 何か今ひとつ焦点が散漫でぼやけていた印象。結果的に特に印象に残ならず終わった。まぁ「印象に残らない」って事も、ある意味凄いんだけど。 2005年2月24日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票] |
★4 | イスラム社会とユダヤ社会。どちらも国際社会では敬遠される存在になりがちだが、イスラムにだって禁欲を謳わない宗派があれば、ユダヤにも狡賢くませた少年がいる。我々と変わらないのです。人生楽しくやりましょう。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(3)] |