丸池納の映画ファンのコメント
エレニの旅(2004/ギリシャ=仏=伊) |
現代においてまさに映像作家たる孤高の表現をぼくたちに見せてくれるのはアンゲロプロス以外にはいないのではなかろうか。本作は舐めるような流れるようなカメラが実に人の苦悩の歴史を写し、その映像は気品の高い宗教画の如し。 [review] (セント) | [投票(4)] | |
干してある白いシーツに隠れて、楽器を演奏するシーンが素敵だ。 (kenichi) | [投票] | |
ギリシャ危機はこの映画のせいかもしれない。(2012/03/15 新文芸坐) [review] (chokobo) | [投票] | |
映像で語りかける力を失わない作家アンゲロプロス (SUM) | [投票(1)] | |
「水」が隔たりの象徴として反復される演出も含めて、美しさの反面、どこか空々しい。主体性が希薄なエレニは、多用されるロングショットの風景の一部としてしか存在し得ず、祖国の悲劇の為の泣き女という、抽象的な象徴の域を出ていない。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |