★5 | 「ビデオカメラ」の時代の誕生。家庭に入り込んだ「映像」は女性の裸からなまめかしさを奪ったのみならず、主人公からも「生きてあること」のリアルさを奪った。しかし、それが我々の現実だとゴダールは静かに呟く。 (若尾好き) | [投票(3)] |
★4 | ミエビルはヨーコ・オノみたいなものなんだろう。だとすれば、これはゴダール版「ダブル・ファンタジー」で、となれば当然カリエールの手によると思われるユペールパートに尽きる。ブニュエル臭溢れる執拗な変態味がマジ笑えるのだ。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 痛い→Oh!→やめて→口紅塗る、のシーンで爆笑。光の扱いも素晴らしいし、スローの若々しさも良い。この復帰作を観ると、最新作までの道筋がはっきりと見えてくる。モンタージュ、ソニマージュ。飽くなき実験と挑戦の歴史。やはりゴダールは別格なのだ。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 劇映画としてしっかり構成されている。そんな中でもだたの劇映画ではなく、スローモーションや空のイメージなどゴダールのごだわりが他とは違うものを作っている。ゴダールのフィルモグラフィにおいて重要な一本だと思う。 [review] (Keita) | [投票] |
★3 | 70年代以降のゴダール作品としては珍しく退屈しなかった。話が全体として収束に向かっていたせいか、それとも単にナタリー・バイが見たかったからか。 (熱田海之) | [投票] |
★3 | ユペールを中心に置く「肛門に気をつけろ」パートが澁澤龍彦的で面白え。尻を支配するか、されるか、惜しげなく差し出すか、拒むかで、現代人の人生は明確に区分される。より手厳しき幻滅の時代に放たれた野心と異色の再デビュー作。 [review] (町田) | [投票(1)] |