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勝手に逃げろ/人生 (1979/スイス)

Sauve qui peut (la vie)

[Drama]
製作アラン・サルド / ジャン・リュック・ゴダール
監督ジャン・リュック・ゴダール
脚本アンヌ・マリー・ミエヴィル / ジャン・クロード・カリエール
撮影ウィリアム・リュブシャンスキー / レナート・ベルタ
音楽ガブリエル・ヤレド
出演イザベル・ユペール / ジャック・デュトロン / ナタリー・バイ / ポール・ミュレ / セシル・タネール
あらすじスイスのレマン湖畔の町。TVディレクターのゴダール(ジャック・デュトロン)は昔の恋人の同僚ドゥニーズ(ナタリー・バイ)からマルグリット・デュラス出演のTV企画を依頼されていたが、担ぎ出しにしくじり、彼女から詰られる。一方、元妻ポーレット(ポール・ミュレ)と娘セシル(セシル・タネール)からは生活費を搾り取られ、チャップリンの『街の灯』を見ようと映画館に並んでいたら娼婦イザベル(イザベル・ユペール)から声を掛けられるのだが…。67年の『ウィークエンド』を最後に劇映画から遠ざかっていたゴダールが14年ぶりに復帰した初作。 (けにろん)[投票]
Comments
全8 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5「ビデオカメラ」の時代の誕生。家庭に入り込んだ「映像」は女性の裸からなまめかしさを奪ったのみならず、主人公からも「生きてあること」のリアルさを奪った。しかし、それが我々の現実だとゴダールは静かに呟く。 (若尾好き)[投票(3)]
★4本作は大雑把に云って、前半はナタリー・バイ、後半はイザベル・ユペールのパートと云える。接続するのはポール・ゴダールという役名のジャック・デュトロン。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4痛い→Oh!→やめて→口紅塗る、のシーンで爆笑。光の扱いも素晴らしいし、スローの若々しさも良い。この復帰作を観ると、最新作までの道筋がはっきりと見えてくる。モンタージュ、ソニマージュ。飽くなき実験と挑戦の歴史。やはりゴダールは別格なのだ。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4劇映画としてしっかり構成されている。そんな中でもだたの劇映画ではなく、スローモーションや空のイメージなどゴダールのごだわりが他とは違うものを作っている。ゴダールのフィルモグラフィにおいて重要な一本だと思う。 [review] (Keita)[投票]
★4ミエビルヨーコ・オノみたいなものなんだろう。だとすれば、これはゴダール版「ダブル・ファンタジー」で、となれば当然カリエールの手によると思われるユペールパートに尽きる。ブニュエル臭溢れる執拗な変態味がマジ笑えるのだ。 (けにろん)[投票]
★3ユペールを中心に置く「肛門に気をつけろ」パートが澁澤龍彦的で面白え。尻を支配するか、されるか、惜しげなく差し出すか、拒むかで、現代人の人生は明確に区分される。より手厳しき幻滅の時代に放たれた野心と異色の再デビュー作。 [review] (町田)[投票(1)]
★3出来事が生起した順序に描かれているように見せるのが普通の映画。この作品は映画の本質がパッケージ化された時間の羅列であることがわかるように編集されている。また、映画という虚構の暴き立てと並置して貧困も暴力も男女差別もリアルにあふれている。並置(モンタージュ)の恐ろしさここに極まる。 (ジェリー)[投票]
★370年代以降のゴダール作品としては珍しく退屈しなかった。話が全体として収束に向かっていたせいか、それとも単にナタリー・バイが見たかったからか。 (熱田海之)[投票]
Ratings
5点5人*****
4点11人***********
3点6人******
2点2人**
1点0人
24人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
全ての逃走はのるかそるかである (若尾好き)[投票(3)]私的フランス映画 (ハイズ)[投票(2)]
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