河野弘の映画ファンのコメント
解散式(1967/日) |
まるで森崎東みたいな深作。全盛期に達する前にこの左翼的要素も切り捨てているのが判る。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] | |
任侠世界から仁義のなき世界へと移ろいゆく時代の境界という言葉が文字通り湾岸に並び立つ石油コンビナートで示現される。そして、「創造社」の2人の役者が旧き侠道の破壊者として登場するのも象徴的。的確な作法で深作は風穴を開けた。 (けにろん) | [投票(4)] | |
戦後民主主義と経済復興の隠花としての背広ヤクザ(渡辺文雄/小松方正)の渡世では、着流しコンビ(鶴田浩二/丹波哲郎)の違和は滑稽にすら見える。そんな矛盾が確信犯的にスクリーンでせめぎ合う。安保闘争敗北の郷愁としての"60年代任侠幻想"の葬送。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
明治時代から抜け出してきたような着流しのヤクザ二人(鶴田浩二、丹波哲郎)がサシで勝負!石油コンビナートの前で・・・。構図で明快に思想を語れた時代だった。 (ジョー・チップ) | [投票(4)] |