★4 | ジュネ監督が『アメリ』で培ったメルヘンの世界観と復讐劇という、一見アンバランスな要素が、絶妙な塩梅で組み合わさり、変に嫌味が無い。 [review] (わっこ) | [投票] |
★3 | 心が清らかではないです。童心になれないです。妄想が好きではないです。現実離れができないです。お茶目な心になれないです。群れを作って何かと闘うという気持ちの一切れもありません。そして童話のような空想事が好きではない自分。
[review] (セント) | [投票] |
★3 | いたずらのギミックの面白さ、皆でわいわいやってる感は見ていて楽しかった。それ以上の何もないところが欠点でもあるが、この映画はこれでいいのではないかと思う。 (agulii) | [投票(1)] |
★4 | スクラップ製の悪戯で暴力をおちょくり倒すという心意気。ユーモアは世界を救う。「暴力はユーモアで軽く凌駕できる、むしろすべきだ、え?何かおかしい?」とでも言わんばかりの素朴な楽観的哲学を浅慮と見るか否かは自由。私はこの愛しき浅慮を肯定する。また、戦争被害を一言で「流れ弾」と示唆する導入が結構鋭い。「ジュネ主義的」なコミカル演出・撮影もクリーンヒット。世界観と矛盾しない。 [review] (DSCH) | [投票(3)] |
★4 | ジュネの『用心棒』で『七人の侍』な社会派ファンタジー。社会派ファンタジーってなんだ? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★3 | 廃品や異形の者へのフェティシズムはグロテスクよりも玩具箱的可愛らしさが先に立ち、好悪はあるにせよ永田鉄男が継承した曇天のジュネ・ルックも訴求力を持つ。「連帯」と「正義」の堂々たる主題化は社会的な言及にも耐えうるだけの切実さを見せ、ジュネらしさを保ちつつも映画の間口と射程は広い。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★4 | おなじみ黄色映像にアップの多様。ジュネお得意の毒のあるファンタジー。オープニングからして洒落ていてワクワク感向上。ピノン老けたなーとか感慨に浸りながら最後まで楽しめた。反戦にしてはきっかけが弱い印象はあるが、人の死なない壮大な復讐ではない悪戯、ということで悪くはない。最後のオチが現代風でニヤリ。 (tkcrows) | [投票(1)] |