★5 | しょうがないから「がんばる」という消極的なところが素晴らしい。ヴィヨンとくれば太宰治の世界。人は自分以外のことしかわからない。逆に自分のことは全くわからない。震災で全てを失った者の叫び。(2012/1/28 HUMAX池袋) [review] (chokobo) | [投票(4)] |
★5 | 原作ファンでもある私は複雑な心境であるが、園監督の暴走絵図はすがすがしいほどさっぱりしていて、なにをどうしてもこのような結果になってしまう監督の姿がまさにヒミズを思わせる。二階堂ふみの底なしぶりが怖い。 (サイモン64) | [投票] |
★4 | 園子温作品ってのばっかりが前に出ててどんな作品か知らずに見たら、思いの外重くてびっくりした。ラストは… [review] (stimpy) | [投票] |
★3 | この緊張感は芝居のそれであって画面のそれではないというお定まりの批判は残念ながらいまだ有効である。ともあれ園子温はキャラクタをエキセントリックに仕上げながら『ヒミズ』を驚くほど古典的かつ道徳的な物語として語り直す。『罪と罰』の構造を借りつつ主人公のモティヴェイションは反転している。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | キャストの演技が素晴らしい。そのことによりストーリーがはらんでいる「破綻」状態が上手く覆い隠されているように思う。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★5 | 再生とか綺麗ごとの修辞ではなく自壊寸前の剥き身で再構築されよ若人よ…と言うことだろうし、でんでんや渡辺に仮託された未来を見据える親爺たれという園子温の時代感覚は圧倒的に正しい。坂道や池を配したロケ美術も久々に映画を感じさせた。
(けにろん) | [投票(4)] |