★4 | 「絶望」の甘い蜜。 [review] (おーい粗茶) | [投票(4)] |
★4 | 脚本のいまおかしんじが、原作に付け加えた要素は「希望」への手がかりだ。それを受けた山下敦弘が手堅い演出で、貫太の中をただ過ぎて行く無為な時間に、多角的に「自覚」というクサビを打ち込み、「次へ」という価値を付加することで真摯な娯楽映画になった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★4 | 決して悪人ではないが徹底してダメ人間という主人公=原作者の人間性を自虐的なまでに赤裸々に描くこの作品が哀切さとともに可笑しみを以て立ち上がる事象の裏に、我々観客が隠しきれない優越感や差別意識が潜んでいることは否定できない。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★4 | 「愛すべき、ろくでナシ」という宣伝文句を鵜呑みにするとこの映画の本質を見失う。クソ豚野郎だから物語が成立する。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(7)] |
★4 | 邦画史に残るクズ野郎、ここに降臨!この森山未來の造形はちょっと凄すぎる。同じ男性として思わず目を覆いたくなること必至。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 動物ごっこのような相変わらずワザとはずしたシーンを持ってきたりもするが、本作は随分と安定的な、分りやすい演出だ。堂々とした、と云ってもいい。例えば、最も気合の入った場面は何と云っても居酒屋のシーンで貫多(森山未來)の「田舎者は本当に、ムヤミと世田谷に住みたがるよな。」という科白から始まる部分だと思うが、 [review] (ゑぎ) | [投票(6)] |