★4 | 日本側の俳優陣がなじみ深いこともあり、最初在日朝鮮人として捉えづらいものがあったが、彼らから祖国という言葉が出ると急に在日問題に日常的に何ら関心のない自分を感じ取る。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | 300%の理不尽が罷り通る現実に、遣る瀬無い怒りと、憤怒の彼方に到達した諦念と、心の揺れを圧殺する服従とで向き合う3人。そして、その家族・友人の押さえても噴き出る感情の吐露の慎ましさ。この日本的メンタリティは恥ずべきものではない…と思う。 (けにろん) | [投票(4)] |
★5 | そうか…かぞくのくにって、そういうことか。平和ボケした頭にガツーンと大きなものが落ちて来た。あの子の「自由」も、母の目も、ヤン同志のセリフも、重すぎる。ラストも秀逸。 (あちこ) | [投票] |
★5 | 『ディア・ピョンヤン』を観た時にも思ったのですが、我々は同じ国に生きている「彼ら」を知っているようで、実はそれほど知っていない。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | 「かぞくのくに」の存在によって、知ってる癖に知らないフリをしている事に気づかされる。☆4点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★4 | 劇映画としての演出はいささか未熟で粗削りだが、逆に作者のむき出しの私念がヒリヒリとストレートに伝わってくる。国家と制度のまえに、戸惑い苦悩する者たちの「寡黙」と「絶句」と「沈黙」。その奥に秘められた絶望的悲しみ。まさに私小説ならぬ私(噴)映画。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |