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ギオルギ・ミケラーゼの映画ファンのコメント

懺悔(1984/グルジア=露)が好きな人ファンを表示する

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013/米)************

★4「古くて新しい歌」の呪縛から抜け出せない、保守派というよりは郷愁派の、この「金の臭いのしない」歌うたいにとって、60年代という時代は「終幕の時」だったのだ。自分ではドン詰まりに気づいていない男の滑稽は、時代に置き去りされる者の寂寥の裏返しでもある。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3古色蒼然たるセピアカラーに彩られた、「唄うクズ人間のできるまで」の散文詩。クズにはクズの生き方が存在することをコーエン兄弟は描写するが、主人公は出口なき円環ででもあるかのような日常の内でもがき、後継者の登場まで焦燥は去らない。オスカー・アイザックの歌唱とステージ・パフォーマンスは凄絶な再現度。 [review] (水那岐)[投票(4)]
★4音は形をもたないために楽曲の評価はマーリー・エイブラハムの眉間のシワのように肉体で評価される。精神と肉体を媒介するのは猫の流体筋肉であり、死者の作り出した小宇宙に監禁された男は、波のように遁走する猫に導かれ当て所もなく灰色の景色を徘徊する。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★3行くも地獄、戻るも地獄、進退窮まるいつものコーエン兄弟ではあるが [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★3‘🎵500miles’を地で行く主人公。this a way〜,this a way〜=こんな有様じゃ、故郷へは帰れないね。帰れたのかな?いつかカリスマになったって?へーぇ。60年代の時代の雰囲気はよく出ていたけれどね。 (KEI)[投票]