★4 | 今(2016年)だからこそ日本人にも見てほしい。気に入らない対象は徹底的に排除することがタダシイような風潮に疑問を投げかける作品だからだ。家族を思い、仲間を思い、「思想」ではなく「生き方」を貫いたトランボは、映画の裏方として輝くべき存在だ。そして、善き生き方を貫く人の作品は、素晴らしいのだ。 [review] (jollyjoker) | [投票(3)] |
★5 | 己の信念をとことん貫き通す生き方、というとどこかしら自己犠牲的、自己中心的な、他の全てを省みないというきらいも時にあるが、少なくとも本作のトランボにはそれがいっさい当てはまらない。 [review] (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | 主義・主張を貫くにはそれを担保する生活力が要るのだということを、持たざる多くの人々を点描しつつ語る。であるから一旦叩きのめされた後、ジャンクムービー職人として再生する過程こそが白眉。女房がレインで娘がエルとくりゃあ俺でも頑張れそう。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 生活のために「書く(働く)こと」が、抑圧と「闘う」ことだという生き方は、万人に平等に与えられた権利だという点で、まさにコミュニズムの原理であるとともにクリエイティブの「意義」でもある。大切なのはイデオロギーではなく姿勢だということを教えてくれる。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 娘に対する、共産主義の説明が分かりやすい。考え方自体は素晴らしいのに、冷戦という情勢のために弾圧を受ける理不尽に真っ向から立ち向かうトランボが悲哀に満ちてて良い。風呂でタイプ打つ時に見せるダラしない身体も親近感。82/100 (たろ) | [投票(1)] |