★4 | 笑うに笑えない現実を喜劇の題材にしようという心意気は見上げたものだ。テンポもよく、確かにクスッと笑えるし喜劇として通用はするのだが、あまりに生々しい話で、なんだか気分がどんよりしてくるのも否めない。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] |
★3 | 山田変奏曲第二楽章。公開時劇場で観賞。21世紀になっても変わってない風景はある。映画は先端を切る取るだけで無い、というのは解るが… ☆3.3点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | この概ね毒含みの面子を昭和チック優等生家族に仕立て上げる山田の剛腕。ジャーナリスティックな視座も鈍ってないと思うが情緒過多だ。まあそこが美点でもあり稔侍の部屋こそ白眉。終盤、端折った感も拭えぬが深刻なことこそ笑い飛ばせ!はその通り。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 橋爪対西村のショボい覇権争いの愛らしい情けなさよ。 [review] (寒山拾得) | [投票(7)] |
★3 | 下流老人の最期を、こんなにも軽く弄んでも顰蹙を買わないなんて、そんじょそこらの若造に出来る芸当ではない。ただの通俗喜劇にみえて、創作という代替行為を笑うことで、現実の深刻さを嗤うという老映画作家の達観に、積み重ねた年季の意図せざる凄味を感じた。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |