★4 | ジーナ・ローランズとピーター・フォークが強烈。特に美的な映画作りを志向しているわけでもないのに、何度も「映画」を感じさせる瞬間があるのはどういうことだろう。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | カサベテス映画もまたオフ・スクリーン・スペースを意識せずにはいられない、スリリングな映画ばかりだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★3 | 人と人との関係の中での、従来の映画では切り捨てられてきた些細な、といっても個人個人にとっては何よりも大切な感情の押し引きの波、それらが見事に活写されていく。一押しは父親の武骨な態度、子供たちをトラックから降ろすその武骨な腕にホロリとくる。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(3)] |
★4 | ただ悲鳴をあげたり物を壊したりするだけの、ありきたりな「狂気」の演出とは一線を画す。行動や言動に連続性がなく、思考回路が全く読み取れない恐ろしさ。散々ハラハラさせておきながら、まるで何事もなかったかのようなラストには震えが来た。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★5 | 正常と病気の微妙な隘路を縫うようにカサヴェテスが造形しローランズが神懸かり的に演じた主人公のヒリヒリ感から一瞬たりとも目を離せない。夫も時にキレ時に忍従する。そんな日々の積み重ねが何日、何年、何十年と続いていく。夫婦ってそんなもん。 (けにろん) | [投票(3)] |