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リチャード・コンテの映画ファンのコメント

ビッグ・ガン(1973/伊=仏) 記憶の代償(1946/米) サーカスの世界(1964/米) コルドラへの道(1959/米) 疑惑の渦巻(1949/米) 激戦地(1945/米) ホテル(1967/米) ブルー・ガーディニア(1953/米) パープル・ハート(1944/米) 出獄(1948/米) クィーン・メリー号襲撃(1966/米) 鮮血の情報(1947/米) トニー・ローム 殺しの追跡(1967/米) オーシャンと十一人の仲間(1960/米) セメントの女(1968/米) ゴッドファーザー(1972/米) 他人の家(1949/米) ビッグ・コンボ(1954/米) 都会の叫び(1948/米) 深夜復讐便(1949/米)が好きな人ファンを表示する

ミークス・カットオフ(2010/米)************

★5タイトルバックの絵に1845という数字が見える。まだ単発銃が主流の時代だ。冒頭は川を渡る場面。女たちは、籠などの荷物を持ってゆっくり歩く。牛と馬とロバも、川の中をゆっくり渡っていく。ロングショットなので、俳優の顔もよく分からない。5分くらい科白無し。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★5地の果てまで続くような砂礫と灌木の乾いた風景。それが1週間、2週間と続き、あるいはもう何年も経ったのかもしれず、永遠と無限を想起させずにはいない反復の終わりに何があるのか(楽園?神?世界の終わり?)、募りゆく疑念も不安もそのまま、唐突に暗幕が下りる。実際は90分付き合っただけなのに、まるで神隠しにあったような意識の晦冥。このようにして我々はある日自分の死に不意打ちされるのかと (袋のうさぎ)[投票(4)]
★4案内人の誤った価値判断や一行の不確実な予見を見抜くかのように、エミリーと先住民は通底しつつ、しかし双方が孤高に屹立している。この世界には確実なものなど存在せず、とどのつまり全責任を負うて自分で決めるしかない。幻想の無謬を打ち砕けとの提言。 (けにろん)[投票(1)]
★4未来のために“開拓者”を選択した者たちが、彼らを導くはずの案内人が売りにした“豪気な権威”の崩壊に直面する。案内人に従うか否かを男たちは合議で決め、妻たちは黙ってそれに従う。男たちの迷いは妻たちの不安となって開拓者は猜疑の荒野の“彷徨者”と化す。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★421世紀に西部劇を撮る意味について、製作側が意識的な数少ない作品だ。ロングショットがどれも引き締まっていて良い。女たちのフードの色にしても、暗すぎる夜にしても、ジャンルの再発明を目指す気概が感じられる。ミシェル・ウィリアムズが健康的な風貌すぎてどうも題材に不釣り合いだが、それも含めて狙ったものかもしれない。 (赤い戦車)[投票(1)]