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ミークス・カットオフ (2010/)

Meek's Cutoff

[Drama/Western]
製作総指揮トッド・ヘインズ / フィル・モリソン / マイク・S・ライアン / ラジェン・サフジャーニ
製作ニール・コップ / ヴィンセント・サヴィーノ / アニッシュ・サフジャーニ
監督ケリー・ライカート
脚本ケリー・ライカート
撮影クリストファー・ブロヴェルト
美術デヴィッド・ドーンバーグ
衣装ヴィクトリア・ファレル
出演ミシェル・ウィリアムズ / ブルース・グリーンウッド / ウィル・パットン / ゾーイ・カザン / ポール・ダノ / シャーリー・ヘンダーソン / トミー・ネルソン
あらすじ米墨の開戦前夜に陸続とウィラメットバレーへ押し寄せる入植者の道案内を務めた実在の罠猟師ステファン・ミークと、彼にちなんで名づけられたオレゴン・トレイルの枝道<ミークス・カットオフ>("ミークの近道"の意)にまつわる実際の遭難の記録を自由に脚色して映画化。三組の家族が、ベテランのガイドを雇って2週間の予定でオレゴンの高地砂漠を幌馬車で横断しようとする。 [more] (袋のうさぎ)[投票]
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全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5地の果てまで続くような砂礫と灌木の乾いた風景。それが1週間、2週間と続き、あるいはもう何年も経ったのかもしれず、永遠と無限を想起させずにはいない反復の終わりに何があるのか(楽園?神?世界の終わり?)、募りゆく疑念も不安もそのまま、唐突に暗幕が下りる。実際は90分付き合っただけなのに、まるで神隠しにあったような意識の晦冥。このようにして我々はある日自分の死に不意打ちされるのかと (袋のうさぎ)[投票(4)]
★5タイトルバックの絵に1845という数字が見える。まだ単発銃が主流の時代だ。冒頭は川を渡る場面。女たちは、籠などの荷物を持ってゆっくり歩く。牛と馬とロバも、川の中をゆっくり渡っていく。ロングショットなので、俳優の顔もよく分からない。5分くらい科白無し。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4アギーレ』嫡流の現代的・神話的成果。一本道の大河に流されるのではなく、先導者と一行はあくまで荒涼とした大地を自分の足で歩き、迷い、深淵(先住民)と対峙する。そして深淵がアメリカを見返す。「フロンティア」は未だにあるのか?ミシェルはアメリカの「何」に落とし前をつけるのか?迷えるアメリカの「現在地」。倒木に刻むLOSTの四文字の静かな戦慄。無駄カットなしの緊張感。 (DSCH)[投票(2)]
★4案内人の誤った価値判断や一行の不確実な予見を見抜くかのように、エミリーと先住民は通底しつつ、しかし双方が孤高に屹立している。この世界には確実なものなど存在せず、とどのつまり全責任を負うて自分で決めるしかない。幻想の無謬を打ち砕けとの提言。 (けにろん)[投票(1)]
★421世紀に西部劇を撮る意味について、製作側が意識的な数少ない作品だ。ロングショットがどれも引き締まっていて良い。女たちのフードの色にしても、暗すぎる夜にしても、ジャンルの再発明を目指す気概が感じられる。ミシェル・ウィリアムズが健康的な風貌すぎてどうも題材に不釣り合いだが、それも含めて狙ったものかもしれない。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4未来のために“開拓者”を選択した者たちが、彼らを導くはずの案内人が売りにした“豪気な権威”の崩壊に直面する。案内人に従うか否かを男たちは合議で決め、妻たちは黙ってそれに従う。男たちの迷いは妻たちの不安となって開拓者は猜疑の荒野の“彷徨者”と化す。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3かなりのリテラシーを要求される映画。ここまでカタルシスがないと、脱落者は多いと思うが、映画全体のテーマは重い。 (ひゅうちゃん)[投票]
Ratings
5点2人**
4点6人******
3点1人*
2点0人
1点0人
9人平均 ★4.1(* = 1)

[この映画が好きな人]

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