★4 | 「理由は聞くくせに、私の気持ちは聞かない」ドキッとした。昔同じ言葉を言われた。本作品を見てよく分かった。諸兄よ、そう言われたからって「じゃあ、気持ちを言ってみろ!」なんて迫って言わないように。悪化するだけです。気持ちを汲むって、本当に難しい。 (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 世の中、本当は理屈では割り切れないことで成り立っている。「いつも理由は訊くけど、気持ちは訊かない」と元妻に詰問され絶句したこの男、人生は理屈でなんとかなると信じていたのだ。そんな男が、考えても答えのないこともあるとうい事実を知るまでの責苦物語。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | さすが荒井と思わせる秀逸な脚本。無駄がない。しかも緊張の糸が最後まで切れない。安心して見ることのできる日本映画だ。しっかりと子供目線が主軸となるところがいい。我らが生きるこの国は子供たちが将来を決めるのだ。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 再婚に於ける普遍的な確執を描いて何の奇矯な設定もない。のだが終始不穏な緊張感が持続。どんな家庭だってそういう危うい均衡上に立ってるのだとのクールな認識。斜行エレベーターや車窓景観や1人カラオケのリフレインが冷えて心地良い孤絶感を際立たせる。 (けにろん) | [投票(6)] |
★4 | 連れ子は現民法でも(遺言に依らなければ)相続権は発生しない。南沙良は法の根底に流れる不平等を感知したはずだ。
[review] (寒山拾得) | [投票(5)] |