★4 | うーん。原爆が投下されるまでの日常をただ描いただけなのだが、当然彼らはその瞬間終わる。でも、だからって何なんだろう。そういう運命を私たちは知っているけど、彼らは知らない。だから彼らは普通の日常を生きてきた。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | 原爆への非難をこれほどまでに静かに(しかし、最も効果的に)告発した映画はない。日常が一瞬で消される怖さ、哀しさ。音楽も淡々と哀しく映画の邪魔になっていない。奥ゆかしさと叙情、そしてこの情景だけは絶対に日本映画のもの。素晴らしい。★5でも足りない。 (tkcrows) | [投票(6)] |
★5 | 原爆実験の閃光に米国大統領は神の光を見、大戦ドキュメンタリーのラストを締めくくるキノコ雲に東アジアの観衆は拍手喝采を送る。そして我々は、彼らのように喜べない我々は、どういった態度でこの映画に接すればいいのだろうか? [review] (水那岐) | [投票(4)] |
★4 | 一般市民のいつもと変わらぬ日常を丁寧に描く事で、何の罪も無い多くの人々が戦争の犠牲になった事、いつもと変わらぬ日常が突然無くなる恐ろしさが浮かび上がってる。豪華なキャストの中でも馬渕晴子が母性を滲ませた名演。桃井かおり、長門裕之も良い。観終わってから涙が出る作品。傑作。['05.5.8VIDEO] (直人) | [投票(2)] |
★4 | 定められた結末へ向かい刻まれる時間を煽情的にフィーチャーすることない黒木の良識を良しとしつつ、だが尚コンセプトは明け透けだ。しかし、それでも気持ちが締め付けられるのは進行するドラマの慎まし過ぎる希望。中でも黒田と伊佐山の一夜。 (けにろん) | [投票(1)] |