★5 | 山崎原作の段階でエンターテインメントとしては完成され尽くしているのだから、ストーリーテラー山本が捌けば下手を打つ筈もないが、時代に裏打ちされた確信的とも言える役者たちのグルーヴ感が並ではない。恍惚なまでの至福と言う他ない。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 紋切り口調のセリフが多くどうなることかと思ったが、こんなに面白いドラマを見せてもらえるとは。→再見&review赤化 [review] (G31) | [投票(3)] |
★4 | 邦画不世出のインテリジェンス溢れるダンディ、田宮二郎面目躍如のピカレスク・フィクション。ただしその活躍の場所は病院よりも料亭・バーに比重が傾くが…。清純に揺れる野の花よりも鮮やかな毒花・小川真由美が視線を奪う。社会派・山本薩夫の手腕による迫真のドラマは長尺を感じさせない上手さだ。 (水那岐) | [投票(4)] |
★4 | 医学界の話だけあって誰にも感情移入はできないが、二枚腰、三枚腰の吹き荒れるパワーゲームに150分間全く気を抜く暇なし。結局落ち着く所に落ち着いた感じだが、簡潔で分かり易い演出なので、娯楽サスペンスとしても存分に楽しめる。患者となる側からすれば、ラストショットは底冷えするような怖さもあった。 (クワドラAS) | [投票] |
★3 | グイグイ押してくる迫力はさすがだが、ダイジェスト版を見ているようで物足りなかった。 [review] (ざいあす) | [投票] |
★5 | 橋本脚本のどうしようもなく生(なま)で魅力的な人物群を、嬉々として演じる俳優たち。山本薩夫は彼らを冷静かつ巧妙に物語に配置する。次のシーンや台詞で事態がどう変わるか予測できない緊張感。そんな先行きが読めない醍醐味が2時間半途切れない幸福。
(ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 自信過剰な傲慢男の矯正物語と思いきや、本人はちぃとも反省してないのが面白い。腹黒いおいちゃん(下條正巳)が新鮮。 (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 「病院」と「陰謀」の組み合わせに衝撃を感じる時代であることが前提の社会派娯楽。今じゃ6時のニュース見る方がよほど衝撃的だ。従ってラストの「余韻」も、それが現代まで続いている事を知る俺としては、素直に浸る余裕はない。どうしたもんかね。 (隼) | [投票(1)] |