★5 | 任侠映画の勃興初期に大正生まれの御大が放った前夜祭。3大スターは既に安定した境地を見出しているのに驚くし、一幅の絵画と見紛う絵面には浪漫の薫りさえ漂う。こういう邂逅にこそシンクロする映画史に於ける奇跡を我々は見出すべきだろう。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 「義理が廃ればこの世は闇だ なまじとめるな夜の雨」 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 巷では沢島版(正編・1963年)よりもこちらの方を上に置く人が多いように思いますが、どちらがより良いかと問われたならば、私としては、どっちもいい、としか答えようがないですね。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 前年の沢島忠版に較べ悲劇性の描き方は薄い。狂おしいほどの男達の思慕の情が描かれない分、これは「メロドラマ」から「任侠映画」に近づいていった。ラストのアノ伝説の演出こそ、後の東映の基礎そのものじゃないか。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★5 | 主役級の大物、鶴田浩二、高倉健、藤純子、若山富三郎、松方弘樹、大木実、左幸子、がひしめき合う中、吉良常役の辰巳柳太郎の存在感が圧倒的!そしてあの銀杏の大木のシーン・・・。泣けます。「帰還」こそ内田吐夢終生のテーマか? (町田) | [投票(4)] |