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栃沢正夫の映画ファンのコメント

にっぽん戦後史・マダムおんぼろの生活(1970/日) 深い河(1995/日) 女衒(1987/日) キタキツネ物語(1978/日) 大往生(1998/日) 海と毒薬(1986/日) ひかりごけ(1992/日) 神々の深き欲望(1968/日) 象物語(1980/日) あつもの(1999/日) 楢山節考(1983/日) 千利休 本覺坊遺文(1989/日) 愛する(1997/日) 式部物語(1990/日) 無法松故郷へ帰る(1973/日)が好きな人ファンを表示する

地の群れ(1970/日)************

★5歴史として背負わされた根深い過去。被害者として背負わざるを得ない痛ましい過去。若き日の過ちとして背負った悩ましい過去。その枷と傷と後悔が渦巻くさまを、熊井啓は冷徹なまでに淡々と描く。そこに炙り出されるのは生きている人間の罪そのものだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4差別とトラウマ。「歴史」になろうとしている「真実」を、視ている私の「生」の前へ突き出す、さらけ出す。主人公のモノローグが辛い。 (死ぬまでシネマ)[投票]