ミシェル・シモンの映画ファンのコメント
愛する時と死する時(1958/米) |
プロローグからエピローグまで厳しいが美しい映画だ。まず冒頭近く、農民達を処刑するシーンの仰角カットが圧巻。本作も全編に亘って息を呑むような仰角の画面が随所にある。ジョン・ギャヴィンが瓦礫に立つカット等。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
世界は信じられないような偶然にあふれていると同時に、誰一人逃れられない宿命の罠もまたあまた仕掛けられているという苦い諦念が、フィルムから濃く滲み出す。米国民に戦争映画の作り物でないリアルなドイツ人を描いて見せた心意気に、私の心臓も鳴動しっぱなし。 (ジェリー) | [投票(1)] | |
爆撃を受けて瓦礫の山と化した街の描写が鮮烈。防空壕に逃げ込んだ人々をカメラが追うシーンが素晴らしく、多くを語らずとも戦時下を生きた人々の生々しい情感が伝わる。メロドラマとしてもよくできてるが、理不尽さを突きつけてくるような苦い映画である。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |