★4 | 歴史の伝承の片隅に記されただけの傑物たちのひとときの相克と共振。後のアクロバティックな市の居合いはまだ無く地味なリアリズムが全編に漂う虚無感を全うさせている。それを一方で負って立つ天知茂の傍流的な役者としての立ち位置がまた絶妙なのだ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 人間の愚かさが愚かさとして的確に描かれており、座頭市(平手も)という潔癖な人物の希少価値に惚れ込まざるを得ない。 [review] (G31) | [投票(4)] |
★4 | 第一作のこともあってか、座頭市が盲目であることがさんざ笑いのタネにされるが、それに対し盲人の意地を見せつける市が小気味良い。そして彼が、人の善悪の匂いを不思議と嗅ぎつける男であることにも惹かれる。 [review] (水那岐) | [投票(7)] |
★5 | 本気で生きる男たちの気持ちが交錯する瞬間を静かに描ききった傑作。男と男が判りあうという事態を表現するのに必要なのは派手な殺人なんかじゃない。 (ハム) | [投票(4)] |
★3 | 勝新、そして天知茂。そこにいるだけで濃密な雰囲気を作り出すふたりがいれば、面白くないわけがない。 (カズ山さん) | [投票] |
★4 | 技のみを頼りに光なき絶望と差別の底から這い上がってきた男と、栄光から滑り落ちつつ未来なき人生を生きる男の刹那的交錯が生む友情のなんと切なくピュアなこと。ヤクザたちが繰り広げる俗社会を背景に、そのストイックなロマンがひときわ鮮やかに輝いている。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 用心棒の重い腰を上げさせるのは一苦労。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |