★5 | シュトロハイムの作品に登場する人物は総て欲望に余りにも忠実に生きている。この作品はその傾向が余りにも顕著で、背筋が寒くなった。自身名俳優であるシュトロハイムは俳優を演じさせるのにも天才的だ。 [review] (りかちゅ) | [投票(2)] |
★4 | これだけの傑作なのに、ネットで検索すると『ザ・グリード』の方が必ず先に来るのは絶対おかしい。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 何はともあれ最強の画面の映画だということは繰り返し語るべきだろう。雨の表現、灼熱の表現、猫と小鳥の暗喩等々この過剰な演出こそ映画の演出だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★4 | 境遇が流転しようとも夫ギブソン・ゴーランドの巨大な鼻は顔の中心で我を主張し続け、虚ろだった妻ザス・ピッツの目はやがて充積した貪欲に目玉がはち切れるほど見開かれ、童顔の友人ジーン・ハーシュルトの広い額と頬はついに乱れ髪と髭におおわれる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 貧困的な人物描写に嘆きを覚える。でも、強欲や執着は誰にでも存在する筈。抑える衝動に歯止めが利かなければ、現代にもこんな人間がうようよしているのだろうなぁ・・・。地位や富を手にした人達の野心は、貧困人よりも質が悪そうだから本当に恐いと思えた。 (かっきー) | [投票(1)] |
★4 | 微笑ましい話であるべきものを「金と暴力」で塗り潰すシュトロハイム。辛辣と冷血と激しい自己破壊への衝動。そこには裏返しの貴族趣味のようなものがある。壮絶に寂しい映画。 (淑) | [投票(1)] |
★4 | 序盤のこの奇妙な面子の勢揃いは何なのだろう。すでにこんな凄い映画があるから淀川さんはデヴィッド・リンチなど余裕で許容範囲だったのだとよおく判る。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |