★5 | この映画を見て襲われた、妙な爽快感の正体が未だにわからない。ただひとつ、若尾文子の美しさに惚れたのは間違いない。 (tikitiki) | [投票(1)] |
★4 | 若尾文子のアイドル映画という位置づけでいいと思うが、しっかり映画の画面になっている。カッティングのリズム感が素晴らしい。縦横無尽なカメラアングルと共に映画のダイナミズムを表現する。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 凡庸なカットが一つもなく最後まで一気に見せてしまう。靖国神社を学生と歩くシークエンスなど、鳥肌が立つ程センスが良い。(08・3・19) (山本美容室) | [投票(1)] |
★4 | 力むわけでもなく、しかし諦めきったわけでもないカラッとした顔で、修羅を生きるしかない若尾が演じるこの芸者のキャラは、もう、世界の映画史に残る素晴らしさだと思います。最後が、私には、彼女が自分でつかんだ希望が見える気がして好きです。あまり動かないカメラがその若尾と対峙していて泣ける。 (エピキュリアン) | [投票(4)] |
★4 | その身を売りながら、こえん(若尾文子)に最も似つかわしくない呼称は「春をひさぐ女」だろう。そこには強要による苦渋も、成り上がる打算や欲目も、世の陰を歩む後ろめたさもない。あるのは、流れゆく日々にゆだねた生身の感覚と、すべての男への慈しみ。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |