★3 | 白黒だからこそ際立つものがある。白い文字、ぎょろりとむいた白目。じわりじわりと恐怖が静かにやってくる。2003.6.8 (鵜 白 舞) | [投票] |
★5 | 耳に残るはメフィスト・ワルツ!
ついつい口笛で吹きたくなる魔性の旋律!戦慄!!
ピーター・ローレのギョロ眼が振り返った時に、隣の人を「ワッと
言って驚かしてみたら? (フランコ) | [投票] |
★3 | 全篇を遍く覆う微妙な逸脱感がどうにも居心地悪い。汎ゲルマン的な独善は重厚長大どハッタリ描写と連結し『メトロポリス』や『ニーベルンケン』を産んだが、現在形の市民社会で違和感が露呈する。ラングの投じた技巧は表層に止まり闇の本質には届かない。 (けにろん) | [投票] |
★5 | このサスペンスに胸がドキドキの連続で完全にノックアウトされた! [review] (ボイス母) | [投票(5)] |
★4 | 警察の会議、ギャングの会議。もうもうと立ち込める煙草の煙と人々の焦り。やっぱりラングってばタダモノじゃない。そしてピーター・ローレの四白眼の凄さは賀来ちか子と双璧。 [review] (はしぼそがらす) | [投票(1)] |
★5 | サイレントで散々面白いことをやってきたあげく、トーキー第一作目にこんな大傑作をつくってしまったフリッツ・ラングに感服。映画の神髄を知り尽くしているという感じ。 [review] (tomcot) | [投票(1)] |
★4 | 警察の権威とメンツとずる賢さ。生き残りの手段を選ばないアウトロー衆のエゴ。法と病という正論の楯に守られた建前主義。疑心暗鬼うず巻くなか“正義”の意味が揺れ動き、どこへたどり着くやら分からない結末に、市民(観客)が翻弄され続ける怒涛の権威批判映画。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 人から人へ、そして集団へと感染しゆくヒステリー。ナチ台頭直前の不穏な空気が画面に満々ている。ラングにとって初のトーキーだが、彼は既にその特性を知り尽くしていたかのようだ。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★5 | 『M』というタイトルも暗示的だけど、草案時のタイトル「我らの中の殺人者」が採用されなかったのは、つくづく残念。 [review] (くたー) | [投票(4)] |
★5 | 「エルシー!」→お皿→毬→風船。全編こういう演出がそれはもうスゴいんです。 (黒魔羅) | [投票(3)] |
★4 | 70年前ですでにここまでサスペンス描写が完成しているのに驚き。 (ドド) | [投票] |