★5 | 米国に保護された政府に保護されている資本家に雇われた新聞記者達によって担がれる御輿。その御輿の中にある事件と平沢という男、それをとりまく主役無き空虚な祭り。歴史を検証していくうえで、さらにその事に対し自分なりに思ったことを述べるのに映像を用いなければいけないという制約が付いた状況で、打破し、進み、完成しきった熊井啓の思いっきりの良さ。無条件降伏です。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★3 | 熊井の思いと気負いが鬩ぎ合ったのか、事件に直接関係するシーンとそれ以外のシーンのバランスが至極悪い。それにしても初監督作でこれを持って来るか。よっぽどの自信家、もしくは「映画の力」を信じていたのだろう。現実の未解決事件を映像化する時には割切った視点は不可欠。そういう意味ではこのラストへの導きは正しい。 (tkcrows) | [投票(2)] |
★4 | ドキュメンタリータッチでありながら、笑いあり、涙ありのエンタテイメントに仕上げてる手腕はデビュー作ながらさすがだが、ラストの説教臭いナレーションは余計。['03.8.1京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★4 | 最初の出だしから展開が面白く、即映画に入っていける。しかし、途中たれるところのあるのはデビュー作であれば仕方のないところ。熊井啓の真っ直ぐな気持ちが全体に伝わってくる。秀作。 (セント) | [投票] |
★3 | 犯人は誰か? 結論づけられない弱味から映画も少し弱くならざるを得なかったが,初監督作品でこの主題に挑む熊井を(今更ながら)賞賛したい。3.8点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |