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三十三間堂通し矢物語(1945/日)ファンのコメント

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鶴八鶴次郎(1938/日)************

★5映画を見る至福。他愛ないとも云える物語を生きる長谷川一夫山田五十鈴がまばゆく輝き出し、私たちの胸に深く切り込んでさえくるのは、まぎれもなく演出家の仕事のためだ。成瀬の映画は淡々となどしていない。まったく過剰な感情が横溢している。 [review] (3819695)[投票(3)]
★4山田五十鈴の、指で挟んだ煙草を口元へ持ってゆく仕草、煙を吐きながら人の話に聞き入る風情、吸殻をきゅっと揉み消す手つき、その格好良さ・コケットリー。それだけでも観る価値はある。 ()[投票(1)]
★4戦後の成瀬監督のタッチに慣れてから改めて観ると、とても新鮮に思えてくる。 [review] (甘崎庵)[投票]
★5通俗と崇高の差は紙一重であり、物語の中に真の悲劇と喜劇を同時進行で成立さることが可能なことを成瀬は証明している。しかし、これはただごとではないのだが。終幕、向き合った鶴次郎(長谷川一夫)と佐平(藤原釜足)の表情は感情を越えている。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5映像、脚本、演技、演出ともほぼ完璧のできばえに驚きを隠せない。特に主役の二人の美しさは耽溺的でさえある。 [review] (セント)[投票(2)]
★5成瀬の戦中芸道ものは『芝居道』『歌行燈』と見たがこれが最高作だと信じる。最高のラブコメだ。 (町田)[投票]
★4「おや、お豊ちゃん、こんなところにホクロがあったんだね」「あらそう?」といちゃいちゃし始めて、周りを気にして佇まいを改める。こんな可愛らしい演出の一方で、あの厳格なラスト。これこそが成瀬の真骨頂。 [review] (緑雨)[投票(1)]