コメンテータ
ランキング
HELP

紙屋悦子の青春(2006/日)ファンのコメント

紙屋悦子の青春(2006/日)が好きな人ファンを表示する

鏡の女たち(2002/日=仏)************

★4途方もない喪失感や内向する静かな苦渋を描いて60年代のレネアントニオーニ作品を想起させるし意識もしてると思う。細密に割られた編集技巧は粋を極め映画のダイナミズムとは視点の縦横な切り替えにこそあることを喚起させるだろう。 (けにろん)[投票(3)]
★3二度目の鑑賞。自分は、もしかしたら吉田喜重作品が好きなのかもしれない。['08.7.5シネマヴェーラ渋谷] [review] (直人)[投票(1)]
★4乱反射する彷徨う女たちの情念。逆光の中の影としてしか我が子を見据えることができない悲しみ。怒涛の波が打ち寄せる海岸の親子はいったい誰だったのか。永遠に封印してしまいたいミステリーとしても吉田喜重の脚本と演出は一級の冴えを見せる。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4力みすぎの演技や説明的な台詞など当初は受け入れにくかったが、巧みな編集によって維持される緊張感は本物。 (赤い戦車)[投票]
★3自分探しの女三代記。安部公房が失踪三部作で男性の「自己の喪失」を描いたのに対して、この映画はそれの女性版かな。 (TOMIMORI)[投票]
★4欧で「戦場のピアニスト」、日本で本作。作られるべくして作られた秀作。原爆が生命だけでなく、派生的に知らず知らずの内に人格にまで影響を及ぼしていた。救いがないのは仕方ないんだよね。音楽、美術、撮影、すべて日本映画の最高水準。 [review] (セント)[投票]