★5 | 断定的な物言いや、シンプルな物語構造を補って余りある魅力的な「映画の花」に充ち溢れた秀作。躍動的な手持ちカメラが捉える一瞬の表情には、人物のリアルな感情や豊かな(或いはその逆の)関係性が確かに息づいているし、フランス映画らしい省略に彩られた語り口からも、豊穣な時間の流れを感じとることが出来る。シャリフ、子役、ブルー街(殆ど雑貨屋周辺しか描写されないにも拘らず!)の存在感が本当に素晴らしい。 (町田) | [投票(3)] |
★3 | 題材は好きなのだが、いかに舞台が60年代とは言え、未だに未練たらしくトリュフォーの亡霊を教科書的に引きずるヌーベルバーグ忠誠心がわざとらしく薄気味悪い。パリの異邦人という普遍的テーマは、03年という「今」の作法で描かれてこそ「今」の意味がある。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | イスラム社会とユダヤ社会。どちらも国際社会では敬遠される存在になりがちだが、イスラムにだって禁欲を謳わない宗派があれば、ユダヤにも狡賢くませた少年がいる。我々と変わらないのです。人生楽しくやりましょう。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(3)] |
★4 | モモ少年は物すごく運がいい。 [review] (ユリノキマリ) | [投票(1)] |
★3 | しつこく描けばいいって問題ではないけれど、なにを伝えたかったのか良くわからなかった。女の子のことも、親子のことも描きたい、一緒に過ごした時間にも重きを置きたいし、ロードームービー要素も入れたかったということなのか、散漫な印象を受け、結局は物足りなかった。 (なつめ) | [投票(1)] |
★4 | 出だしからして粋だ。冴えない花売りに25フランでバラの花を買う娼婦。生き生きとした街並みの人々を写すカメラ。まさにフランス、大人の国。男の子もませているが人生を知っている。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | タメを作った前半は良かったが、そのタメを生かせず後半で失速。あんなオチだったら別に旅に出なくても同じじゃないか。[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ7 (TIFF2004)/SRD-EX] [review] (Yasu) | [投票(2)] |
★4 |
何と言っても説教臭くないトコロが良い。どこか懐かしい映像,ユーモアと哀愁。ポップな音楽。確かに心温かくなる映画で、つい微笑みながらの鑑賞になってしまった。 [review] (リア) | [投票(2)] |