★4 | 向田邦子的な怖さ。家族の軋轢の原因が明らかになるにつれ、妹は父母・姉に深層では本気で憎まれており、同時に愛されていることが分かってくる。それをセリフでもわざとらしい演技でもなく、空気感で描ききる凄み。この家族に一番必要なのは時間の流れだ。 [review] (ツベルクリン) | [投票(1)] |
★5 | アン・ハサウェイの存在感はスゴい。90/100 (たろ) | [投票] |
★4 | 破滅の予感で脅え楽しませるような依存症映画の王道をゆく構成しても、劇中人物の人種構成のイヤらしさにしても、事物を作り事に見せてしまうような客観性や冷静さがアン・ハサウェイを突き放すように作用している。 [review] (disjunctive) | [投票] |
★4 | 厭らしさの見本のような撮り方だ。無遠慮に被写体に寄るドキュメンタルな手持ち。虫酸の走る素早いズーム。画質の差を露骨に設けたカメラの切り替え。それらが息詰まる演技空間の形成に与かっていることも否定できず悔しいが、しかし私の胸に残るのはどうしてカサヴェテスだけがあれほど偉大なのかという謎ばかりだ。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★3 | 家庭崩壊の果てに、抱き合って涙する情と罵りあう憎悪を同時に描く。そらーまあリアルな姿なんだろうけど、気分はよくない。NY産の映画は頭いいのかもしれんけど、サービス精神に欠けるところが気に食わないんだよなあ。 (ペンクロフ) | [投票] |