★4 | 後年の「寅さん」のように作者の思惑を超えた破壊力は無く余りに完全無欠にまとまりすぎたキャラだが、それを慈しむが如く大事に丁寧に磨き上げてて微塵の破綻も無いのが恐れ入る。特に好きとも言えないが蔑ろにもできないのが困る。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 私はもうこの御新造さん−桑野みゆき−には参ってしまった。山田洋次らしい図式的なキャラクタリゼーションの欠点を補って余りあるキャラクターの透明な美しさ。これは加藤泰の貢献なのか。 (ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 寅さんの原型らしいが、安五郎の持っているペーソスは、寅次郎のそれとは異質な感じがする。安五郎には寅のような処世術がないから、切なさがより一層深い。 (マッツァ) | [投票(1)] |
★4 | 浦岡敬一の手による(まるでソウル・バスのような)タイトルバック、山本直純のコットンクラブ風ジャズからして松竹喜劇・山田洋次作品とは思えぬモダンさ。和服の戦争未亡人を演じる桑野みゆきの美しさも出色。『無法松の一生』へのオマージュとしても、やくざもの、労働運動のパロディとしても秀逸で、結びも申し分ない。しかし、扱っている題材の割に豪放さに欠けイマイチ乗り切れない。 (町田) | [投票(1)] |
★4 | とってもバランスの取れた作品です。タイトルで損をしていることを除けば。 [review] (甘崎庵) | [投票] |