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馬鹿まるだし (1964/)

[Comedy]
製作脇田茂
監督山田洋次
脚本加藤泰 / 山田洋次
原作藤原審爾
撮影高羽哲夫
美術佐藤公信
音楽山本直純
出演ハナ肇 / 桑野みゆき / 花沢徳衛 / 高橋とよ / 清水まゆみ / 関千恵子 / 三井弘次 / 長門勇 / 犬塚弘 / 桜井センリ / 石黒達也 / 小沢栄太郎 / 藤山寛美 / 渥美清
あらすじシベリアから復員してきた安五郎(ハナ肇)は行く宛てもないまま四国・瀬戸内の寺にぶらりと立ち寄った。寺には、やはり出征し戦死した息子を持つ和尚(花沢徳衛)と、その嫁の夏子(桑野みゆき)が暮らしていた。夏子に密かに思いを寄せた安五郎は、そのまま町にいついてしまい持ち前の愛想のよさと腕っ節の強さでたちまち町の人気者に。そんな折、安五郎は夏子の気を引きたい一心から、町工場の労働争議の仲裁を引き受けてしまう。藤原審爾原作、山田洋次脚本でテレビドラマ化された後、同年に山田監督が映画化。後に『男はつらいよ』シリーズでコンビを組む高羽哲夫カメラマンのデビュー作。(108分/カラー/ワイド) (ぽんしゅう)[投票][全 2 件]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4後年の「寅さん」のように作者の思惑を超えた破壊力は無く余りに完全無欠にまとまりすぎたキャラだが、それを慈しむが如く大事に丁寧に磨き上げてて微塵の破綻も無いのが恐れ入る。特に好きとも言えないが蔑ろにもできないのが困る。 (けにろん)[投票(4)]
★4私はもうこの御新造さん−桑野みゆき−には参ってしまった。山田洋次らしい図式的なキャラクタリゼーションの欠点を補って余りあるキャラクターの透明な美しさ。これは加藤泰の貢献なのか。 (ゑぎ)[投票(2)]
★4浦岡敬一の手による(まるでソウル・バスのような)タイトルバック、山本直純のコットンクラブ風ジャズからして松竹喜劇・山田洋次作品とは思えぬモダンさ。和服の戦争未亡人を演じる桑野みゆきの美しさも出色。『無法松の一生』へのオマージュとしても、やくざもの、労働運動のパロディとしても秀逸で、結びも申し分ない。しかし、扱っている題材の割に豪放さに欠けイマイチ乗り切れない。 (町田)[投票(1)]
★4寅さんの原型らしいが、安五郎の持っているペーソスは、寅次郎のそれとは異質な感じがする。安五郎には寅のような処世術がないから、切なさがより一層深い。 (マッツァ)[投票(1)]
★4とってもバランスの取れた作品です。タイトルで損をしていることを除けば。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4同時期の松竹喜劇作品は『拝啓天皇陛下様』でも明らかなように、単なる笑わせるだけの喜劇では終わらせない。「馬鹿な男」を笑っていた観客にラストで鋭い剣先を向けるのだ。だから再度の鑑賞は辛い。襟を正して鑑賞し直すべきなのだ。 (sawa:38)[投票]
★4公開時は戦後復興の完成期にあたるのだが、その速度が速ければ速いほど人々の心から忘れ去られていくものも多かったのだろう。激しい変化の中で立ち止まり、古き良き時代の愚直庶民安五郎(ハナ肇)に託した山田洋次の郷愁は今でも色あせていない。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3悪意。庶民の、そして観客への。 [review] (オノエル)[投票(3)]
★3筆達者な藤原審爾の“無法松”に捧げる物語。題にもなっている白木蓮の印象が薄いのは、山田がそれ程自分の作品にしたという表れか。一番印象強かったのは植木等だったりして・・・。 (KEI)[投票]
★3ご新造さんの無意識の命令が、この馬鹿を支配している。無自覚のクソアマ。 (黒魔羅)[投票]
★3これは喜劇なんだろうか?あんまり笑えない。むしろ悲しくなる。長門勇が出色。['03.4.20VIDEO] (直人)[投票]
★2笑いを取るときの演技の崩れがもう性に合わない。強いて言えば醜男で生真面目なハナ肇が役柄にはまりすぎてて面白みを欠くか。 (G31)[投票]
Ratings
5点1人*
4点10人**********
3点11人***********
2点2人**
1点0人
24人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
脚本(ホン)だけ大将 (けにろん)[投票(4)]とある邦画女優ベスト10 (寒山拾得)[投票]
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