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うたかたの戀 (1936/仏)
Mayerling
[Romance]
製作 | シーモア・ネベンザル |
監督 | アナトール・リトヴァク |
脚本 | ジョゼフ・ケッセル / マルセル・アシャール / イルムガード・フォン・クーベ |
原作 | クロード・アネ |
撮影 | アルマン・ティラール |
音楽 | アルテュール・オネゲル / ハンス・マイ |
出演 | シャルル・ボワイエ / ダニエル・ダリュー / ジャン・ドビュクール / シュジー・プリム / ウラディーミル・ソコロフ / ガブリエル・ドルジア / ジナ・マネス / レイモン・エーモス / オデット・タラザク |
あらすじ | 19世紀の末。オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフ(シャルル・ボワイエ)は享楽に溺れる王室に反意を抱いて社会主義運動に身を投じたりしたが、宰相ターフェ(ジャン・ドビュクール)の策略でベルギー皇女と意に沿わぬ結婚をさせられる。失意から酒と女にのめりこむルドルフであったが、ある夜、憂さ晴らしに出かけた祭でマリー(ダニエル・ダリュー)という清楚な女性と知り合うのであった。彼女のことが忘れられないルドルフはオペラ観劇の席でその姿を見つけるのであったが…。世間を賑わせた一大皇室スキャンダル「マイヤーリング事件」を題材にしたクロード・アネの小説の映画化。 (けにろん) | [投票] |
見事な視線劇。濁った視線の交換で混濁した世界をダニエル・ダリューの澄んだ瞳が浄化し裁断する。撮影編集も流麗。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] | |
何でそうなるのの疑義が敷居が崩れ制約が無効化する今の時代を逆照射するのだが、世紀のロイヤルスキャンダルのロマンティシズムが済し崩す。万感を込めた視線の交錯はオペラ観劇と宮中舞踏会という大状況下でデ・パルマチックにミニマムな心理を抽出。 (けにろん) | [投票(2)] | |
ダニエル・ダリューが例えばオフュルスの『輪舞』ほど美しくなくても、ボワイエが臭くても、このリトバクの演出の瑞々しさは買う。最も驚いたシーンは、ダリューが母親によって遠くへ連れ去られ自暴自棄になった皇太子が飲んだくれるパーティシーンの濃密な描写だ。 (ゑぎ) | [投票(2)] | |
17歳というと高校2年。最初‘JK淫交か’と思ったが、恥ずかしい限りだ。皇后が言う「(私は17の時不幸だったが)若くて傷つくこともなかった」。若さだとつくづく思う。大きな決断が出来るのも若さだ。幼いが、これ程純粋で本気の交際なら、何も言う事はない。 (KEI) | [投票] | |
バリバリのフランス映画なのだが何故か同時期のハリウッド映画に見える。「恋愛」にまつわるあれこれのみで感情が感じられないタイプのラブストーリだと思った。余り好きではない。 (24) | [投票] | |
典型的悲恋映画。決着方法は男側の勝手な都合に思えて納得できない。 (AONI) | [投票] |
Ratings
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