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薮の中の黒猫 (1968/)

[Drama/Horror]
製作堀場伸世 / 能登節雄 / 桑原一郎
監督新藤兼人
脚本新藤兼人
撮影黒田清己
美術丸茂孝 / 井川徳道
音楽林光
出演乙羽信子 / 太地喜和子 / 中村吉右衛門 / 佐藤慶 / 戸浦六宏 / 殿山泰司
あらすじ乱世。竹やぶ付近の農家に住む母(乙羽信子)と嫁(太地喜和子)は、武者たちに襲われて陵辱され、家に火付けされて息絶えた。ふたりの亡骸に、彼女らの飼う黒猫が近づき、体を舐め続けた。しばらくして、羅城門に嫁の姿をした女が現われ、武士に竹やぶの中にある屋敷まで連れていってくれと乞うては、母に出迎えさせて床を一緒にしては喉仏を食いちぎる事件が続発した。侍大将の源頼光(佐藤慶)は妖怪の仕業などという噂は信じなかったが、このまま抛ってはおけず妖怪退治をある男に命じた。敵の大将首を取って成り上がった藪ノ銀時(中村吉右衛門)である。大役を任された彼は、ふたりの女の家族であった。〔近代映画協会/108分/モノクロ/スコープ〕 (水那岐)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5型を重視した表現が題材に合っている。映画芸術でありかつ寓話でもある。 [review] (t3b)[投票(1)]
★4映像、演出、俳優当時随一の布陣。映像も前半はため息つくような様式美。能をアレンジした趣向は震えるぐらい美しい。後半、太地がいなくなってから、吹っ切れたように他愛ないお話になってゆく。惜しい。でも前半だけでも、十分見応えあり。秀作。 (セント)[投票(2)]
★4羅生門』や『雨月物語』がちらつき、海外の賞狙い感満々なのだが、様式美のなかにも60年代的スピード感と、モダンさが漂うのは新藤兼人ならでは。乙羽、 太地の母娘に、後の『ふくろう』の大竹しのぶ伊藤歩母子の原型がみてとれたのが発見。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4白と黒のコントラストが印象的な映像ですね。特に黒猫館での元夫婦の絡みシーの衣装の白が眩しく輝いていました。それから、太地喜和子は艶っぽくていいね・・・ (RED DANCER)[投票(1)]
★4カタルシスを拒否する刺すような能世界 [review] (寒山拾得)[投票]
★4藪ノ銀時という命名には笑ってしまった。小品ながら幻想的な背景が見事だよ。 (氷野晴郎)[投票]
★3時代の流れなのか、なんだか勢いがあって、活き活きしていて、どうも幽玄とか荘厳という雰囲気に持っていけていない感じがしました。 [review] (づん)[投票]
★3一種の母子の悲劇。母子の繋がりを古くから大切にしてきたこの国の物語なればこそ、銀時の悲嘆の叫びと哀しみは大きい。 (水那岐)[投票]
★2鬼婆』と同じ様な内容だが、こちらは怪談調でせつない感じ。若い頃の中村吉右衛門太地喜和子が新鮮だが、『鬼婆』の方が面白い。['04.1.21VIDEO] (直人)[投票(1)]
Ratings
5点1人*
4点5人*****
3点4人****
2点1人*
1点0人
11人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
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