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鉄砲玉の美学 (1973/)

[Action/Crime]
製作天尾完次
監督中島貞夫
脚本野上龍雄
撮影増田敏雄
音楽荒木一郎 / 頭脳警察
出演渡瀬恒彦 / 杉本美樹 / 森みつる / 碧川ジュン / 小池朝雄 / 荒木一郎 / 大木正司 / 広瀬義宣 / 川谷拓三 / 遠藤辰雄
あらすじ大阪で兎の路上販売をしてるチンピラの清(渡瀬)は商売にも賭にも女にも見放され腐りに腐ってた。そこへ天の声。所属する広域暴力団「天佑会」の”鉄砲玉”として、九州で一暴れして来い、との指令が下ったのだ。ゲンナマ百万にハジキ一丁という好条件に一つ返事で飛びついた清は、早速目的地宮崎へと降り立つ。札片を切らせて最高級のホテルの一室を確保した清は、肩を怒らせて鏡の前へ。「俺は天佑会の小池清だ」・・・いかん、ちがうな。「俺は天佑会の小池清だ」よっしゃコレや。<白楊社=ATG/カラー/100分/スコープ> (町田)[投票]
Comments
全5 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5「わいにかて、鉄砲ぐらい撃てまっせ。」 [review] (町田)[投票(2)]
★4格好悪さを格好よさに変換してしまいたい誘惑に抗して、格好の悪さを格好の悪いままに描いてみせたのが見事なのです。 (_)[投票(1)]
★4この腰砕けな展開の素晴らしいこと。凡百の「胸のすく」ドラマを転覆させて殆ど純文学。増殖する兎に喰い尽くされる精神において『仁義の墓場』(75)と正に兄弟作で、肥えた吉行和子みたいな森みつるが印象深い。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3ダサい主題歌、グロテスクなオープニングから印象的だし、うだつの上がらないチンピラを渡瀬恒彦が好演。兎が飼いたくなった。 (直人)[投票]
★2本来はもっとデリケートな話だと思うのだが、ただただ怒鳴るだけの渡瀬の一人芝居は類型的で地に足つかず、鉄砲玉の心の揺れなど一向に立ち現れない。冒頭の欲と消費のイメージや、飼い慣らされたウサギ、「頭脳警察」も融合せず目指す世界観が実を結ばない。 (ぽんしゅう)[投票]
Ratings
5点1人*
4点6人******
3点4人****
2点1人*
1点1人*
13人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]
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