★4 | 人外道に墜ちることを因果律を一切斟酌しないで提示する非情が恐い。老母の秘めた心根の浅ましさを知る由もない子たちの哀しみは漆黒の闇に吸い込まれ、金色の草木の輝きさえ刃のように心を抉るだろう。蒔絵という意匠がピタリと当てはまった類い稀な達成。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | ものすごくおどろおどろしい作品で、私の「川本喜八郎」のイメージはまさにコレ。子供の頃NHKで見た不気味な喜八郎の人形アニメそのもの。自分の中のトラウマと対峙したような瞬間でした。 [review] (づん) | [投票(1)] |
★4 | 漆黒の闇の中を行く兄弟。彼らの世界には美しい霞がたっているが、母の世界はそうではない。 [review] (にくじゃが) | [投票(1)] |
★3 | 老いた母が寝間に寝ている。蜘蛛の巣の中に阿弥陀三尊のイメージが重なり、彼女の過去の状況を絵で示す。「無常」とか「無頼な夫」とか「貧」とかの文字も書かれている。この冒頭部分で、面白いなぁと思う。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 能を思わせる人形の動き。それにしては音楽も字幕も饒舌すぎるきらいがある。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 「今昔物語」だかにある「人間も年を取り過ぎると鬼になってしまう…」という話が基になっているそうだ。俺としては話運びに少々不満あり。映像美は見事。☆3.8点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |