アッシャー家の末裔 (1928/仏)
La chute de la maison Usher
The Fall of the House of Usher
あらすじ | アッシャー家の当主ロドリック卿(ジャン・ドビュクール)から遊びに来いという手紙を受け取った友人(シャルル・ラミ)。行くのに馬車を雇おうとするが皆に嫌がられる。大金を見せて何とか馬車に乗り込み、館の近くまで来ると、霧が晴れて妖気漂うアッシャー家が現れる。逃げ去る御者。館に着くと、卿は妻(マルグリット・ガンス)の肖像画を描いていた。一筆ごとに絵は生き生きとし一方本人のほうは憔悴していくのだった。そして、やがて、絵は完成し妻は死ぬが・・・。仏「印象派映画」の代表作。 (KEI) | [投票] |
★5 | 肌寒くなるほどに美しい映像の連続。鳥肌立ちっぱなしでした。アヴァンギャルド的手法がこれ以上ない効果を発揮。ただ、後半は尻切れ感が否めない。 (田原木) | [投票] |
★4 | 霧が晴れてだんだんにアッシャー家が現れるシーン、蝋燭の灯に伴われての野辺の送りのシーン・・・カラーではなく白黒だからこそこれだけ強烈な印象に残る画になったともいえると思う。いい画を作るのは技術ではない。当たり前のことだけど。
(KEI) | [投票] |
★4 | 死というものに対するイメージの具現化を見事に成し遂げている。 [review] (t3b) | [投票] |
★4 | フィルムが青くて本当に美しい。どうなっているのか。言うなれば、タルコフスキーがサイレントだとこうなるのかな、という感じ。水が非常に美しい。 (バーボンボンバー) | [投票] |
★3 | 夜の屋外は青、屋内はオレンジ色か普通のモノクロというかたちで染色されている。冒頭は、林の中の道を行く初老の男。寒そう。手には手袋。道に水溜り。木の向こうに家が見える。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | わずか60分間に詰め込まれたショット数の多さに圧倒される。そんな映像表現の饒舌さを信じ切って、サイレントにもかかわらず、逆に話の進行や状況説明のための字幕は驚くほど少ない。トーキー登場前夜にして、よく言えば表現主義の極み、悪く言えば終焉を醸す。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 時計の振り子や廊下を舞う落ち葉がいい感じだが、総じてドイツ表現主義の残り物の感拭い難く、同時期のブニュエルの監督作に比べると地味。好々爺な友人もポイント低い。嵐の夜は窓を閉めるべし。 (寒山拾得) | [投票] |
5点 | 1人 | * |
4点 | 6人 | ****** |
3点 | 4人 | **** |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 11人 | 平均 ★3.7(* = 1) |
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