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わが生涯のかがやける日 (1948/日)
The Bright Day of My Life
製作 | 小倉武志 |
監督 | 吉村公三郎 |
脚本 | 新藤兼人 |
撮影 | 生方敏夫 |
音楽 | 木下忠司 |
出演 | 森雅之 / 山口淑子 / 宇野重吉 / 滝沢修 / 清水将夫 / 加藤嘉 / 三井弘次 / 殿山泰司 |
あらすじ | 1945年8月。青年将校、沼崎(森雅之)はポツダム宣言を受諾した大臣・戸田光政を暗殺する。3年後、戦禍の残る銀座裏のビルに薬物にまみれ落ちぶれた沼崎の姿があった。今は、博徒あがりの右翼系業界新聞の社長佐川(滝沢修)の手先として裏社会の汚れた仕事をこなしていた。そんななか佐川は、沼崎に自分が経営するキャバレーの新人ダンサー節子(山口淑子)を情婦にするために連れてくるように命じる。なんと、節子は沼崎によって命を奪われた戸田大臣の娘だった。運命のいたずらに気づかない二人は、さらに沼崎の旧友高倉(宇野重吉)と節子の義兄で元検事の平林(清水将夫)の戦時下の因縁に翻弄されるのだった。(モノクロ/101分) (ぽんしゅう) | [投票] |
怒りをそのまま言葉に乗せてしまう新藤脚本はハッキリ言って好みではないが名画だと思う。森雅之のニヒリズムに心酔してしまった。李香蘭も気高い。終盤のノワール調の雰囲気に至って完全にKOです。 (町田) | [投票] | |
敗戦から3年後という、その時代がうまく描けていると思う。同年の『酔いどれ天使』と似ている部分もあるような。戦後の混乱期にやむにやまれず堕落してしまった人間を描いているわけだが、森雅之が演じることで凄い説得力が生まれている。素晴らしい役者だ。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
吉村公三郎監督(新藤兼人は脚本のみ)の珍しいギャング映画。森雅之や滝沢修等、新劇の俳優が悪人面のメイクで出て来るのが面白い。それでもやっぱり宇野重は正義の味方。 (熱田海之) | [投票] | |
戦争利権を描いてGHQと検察庁にズタボロに切られたらしく、さすが新藤であるが残されたフィルムは偶然過剰の空疎な活劇に過ぎない。ヒロポン中毒の森雅之、世間から逃げ回る清水将夫、抽象的な科白を血肉化する宇野重吉と、役者は揃っていたのに残念。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
戦前の理想叶わず急転の民主化にも振り落され、エセ民主主義にかこつけて成り上がったヤクザの支配下に甘んじる男と女に仮託して、正しい民主主義のありかたを謳うという理想には敬服するが、いかんせん大衆を巻き込むべく共感装置としてのメロドラマがずさん。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
Ratings
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計 | 6人 | 平均 | (* = 1)
POV
キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ! (ぽんしゅう) | [投票(7)] | むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
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