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水を抱く女 (2020/独=仏)
Undine
製作 | フローリアン・ケルナー・フォン・グストルフ / ミヒャエル・ヴェーバー |
監督 | クリスティアン・ペッツォルト |
脚本 | クリスティアン・ペッツォルト |
撮影 | ハンス・フロム |
美術 | マーリン・オルトナー |
衣装 | カタリーナ・オスト |
出演 | パウラ・ベーア / フランツ・ロゴフスキ / マリアム・ザリー / ヤーコプ・マツェンツ / アネ・ラテ・ポレ / ラファエル・シュタホヴィアク |
あらすじ | 愛する男に裏切られた“水の精霊ウンディーネ”は男の命を奪い、自らも人間の姿を失い“水”に還る宿命にある。― ベルリンの博物館で働く都市研究員ウンディーネ(パウラ・ベーア)は、不実な恋人のヨハネス(ヤコブ・マッチェンツ)から別れ話を切りだされ悲しげに告げる。私はあなたを殺さなければなない、と。絶望のあまり混乱する彼女のまえに現れた武骨な潜水作業員クリストフ(フランツ・ロゴフスキ)。二人は激しい“水”の洗礼にうながされるようにたちまち恋に落ちた。ヨーロッパの古典的「水の精霊神話」に材を得たミステリアス・ファンタジーロマン。ベルリン国際映画祭 最優秀女優賞受賞。(90分) (ぽんしゅう) | [投票] |
現世と異界の狭間でのロマンティシズムが下手巧とエッジの効いた硬質さの混合で語られていく。静謐な博物館での都市の開発ナビや湖沼での潜水作業といった職業も世界からの隔絶を弥増させる。そして悲嘆の女霊は消え去るしかない。神話への置換は成就された。 (けにろん) | [投票] | |
奇異な印象と神秘性。ベルリン市史をもっと聞きたい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] | |
深緑色をベースにした画調とバッハの協奏曲の旋律が60〜70年代の良質の欧州映画の趣を醸し出して心地よい。大人の恋愛物語に神話幻想がほどよく溶け込み、派手さはないが堅実な語り口が純愛劇のリアルを担保する。矛盾を承知で言えば地に足の着いたファンタジー。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
現在シネスケに登録されているパウラ・ベーアの出演作5作のうち、4作も見ている私。この映画の彼女が一番魅力的ですね。(見逃がしたのは本作2人主演の『未来を乗り換えた男』) [review] (プロキオン14) | [投票(1)] | |
何だか「まんが日本昔ばなし」のようにも思えるが、ほのぼのとした、それでいて切ない女の物語に、胸がきゅんとなる。そしてあたかも幻想のごとき儚さに、しみじみと愛を感じさせた。 (シーチキン) | [投票] | |
ファーストカットから目が釘付けになる。カフェの屋外席にいるウンディーネのバストショットから、いきなり始まり、数カット、男との無言の切り返しがあるのだが、これがいい。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
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