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人間の壁 (1959/)

[Drama]
製作伊藤武郎 / 宮古とく子
監督山本薩夫
脚本八木保太郎
原作石川達三
撮影前田実
美術久保一雄
音楽林光
出演香川京子 / 宇野重吉 / 高橋昌也 / 宇津井健 / 三ツ矢歌子 / 南原伸二
あらすじ九州の炭鉱町の小学校で新学期が始まった。教師のふみ子(香川京子)は五年生の担任だ。病気の妻をかかえて転任して来た沢田(宇野重吉)や、合理主義者の一条(高橋昌也)が同僚だ。元気に登校してくる子どもたちだが、なかには炭鉱の閉鎖で家計が苦しく学校に来られなくなった子もいた。不況の嵐は教師たちにも襲いかかる。教員数の整理で赤字財政を解決しようとする県の思惑で、ふみ子は同僚の須藤(高橋とよ)とともに退職を勧告されてしまった。県教組の執行委員で、組合内での出世を目指す夫健一郎(南原伸二)は、職場の組合を通じて抵抗するようにふみ子に命じるのだった。原作は石川達三(146分/白黒/シネマスコープ) (ぽんしゅう)[投票]
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全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4善玉・悪玉の単純な色分けや政治臭さが気にならないわけではないが、教育の問題を見つめた力作。香川京子宇野重吉高橋昌也宇津井健高橋とよらの教師陣も好演。 (熱田海之)[投票(2)]
★4本作のような善悪明快な政治映画が、諸外国では撮られ続けているのに本邦で潰えてしまったのは異常事態である。香川京子東野英治郎も素晴らしい。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4日教組と保守党員の対立、という安易な色分けには与し得ないにしろ、現代の「体罰は絶対悪である」とする世論には硬直したタテマエ論しか見い出せない自分にとっては、宇野重吉の古風な正義感に感じ入るものがあり、また香川京子の極めて人間的な逡巡にも説得力を感じる。「アカ」に対する蔑視的な視線は現代でこそ新しい。 (水那岐)[投票(1)]
★4学校といえども一旦教室を出れば、そこは大人のイデオロギーが渦巻く場所。子どもたちはそんなものとは無関係に育ってほしいものだ。残念ながらそういう視点をこの作品に見ることはできなかったが、出演者の好演で評価をおまけ。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu)[投票]
★3子供の無邪気な姿を同時に描く事で、権力争いをする大人の醜さが際立って効果的。真面目で正義感が強くて、知的で品のある教師役に、香川京子宇野重吉はまさにハマり役。沢村貞子高橋とよ北林谷栄菅井きんも好演。作文のシーンは、かなり泣ける。['06.2.12京都文化博物館] (直人)[投票(1)]
★3特定団体の政治色が強いにもかかわらず、教条的な押し付けを感じないのは、リアリティ溢れる生徒達との交流を通して、いち女教師香川京子の迷いと成長に説得力を持たせる山本薩夫演出の賜物。三ツ矢歌子のドライさや北林谷栄の厚顔ぶりも面白い。 (ぽんしゅう)[投票]
Ratings
5点0人
4点4人****
3点3人***
2点0人
1点0人
7人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
映画は新東宝(大嘘) (町田)[投票(6)]むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
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