コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

にっぽん泥棒物語 (1965/)

監督山本薩夫
脚本高岩肇 / 武田敦
撮影仲沢半次郎
美術森幹男
音楽池野成
出演三國連太郎 / 伊藤雄之助 / 佐久間良子 / 北林谷栄 / 緑魔子 / 江原真二郎 / 五月藤江 / 市原悦子 / 花沢徳衛 / 山本勝 / 鈴木瑞穂 / 山本麟一 / 河合絃司 / 吉田義夫 / 潮健児 / 沢彰謙 / 加藤嘉 / 千葉真一 / 室田日出男 / 岡野耕作 / 杉狂児 / 永井智雄 / 加藤武 / 大村文武
あらすじ物語は終戦後間もない昭和二十三年、福島県のある農村からはじまる。とき正に泥棒天国。殺人的インフレで貨幣価値は失墜、米と着物が天下を獲った時代であった。この物語の主人公、林田義助(三國)は蔵破りの達人。歯科医となる夢を戦争に奪われ老母(千石)と妹(緑)を養うために「その道」に入ったのであったが今や前科三犯の筋金入りである。義助は同業者の仁義から四度目の別荘生活に入るがここで知り合った馬場青年(江原)とコンビ結成を約し、警察の注視が労組に集中していると思しき「杉川駅」に向かう。昭和二十四年八月の頃であった。 独立プロの山本薩夫が『飢餓海峡』の三國連太郎、仲沢半次郎らと組み東映で撮った社会派喜劇。 <約115分/白黒/スコープ> [more] (町田)[投票]
Comments
全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5三國ジャン・バルジャンの本当にユーモラスな名演技。鈴木瑞穂と息子のエピソードもダクダク泣ける。お決まりの展開を全く退屈させずに魅せ切る山本薩夫のこの時期の演出力(=破壊力)はお世辞抜きで黒澤以上。 (町田)[投票(1)]
★4まるで盗む自由までもが保証されたように、戦後混乱期を突進する義助(三國連太郎)が、そのまま映画の推進力となるアナーキーでエネルギッシュな演出がみごと。随所に散りばめられた 伊藤雄之助、市原悦子、花澤徳衛、千葉真一、加藤嘉らの怪演も楽しい。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4本作は学生時代に一度見逃した、という思いが強くて過剰な期待を抱いていたかもしれない。ようやく見ることが出来たが、ある意味で、社会派エンターテイメントとしての山本薩夫の特徴と限界を表した一作といえるかもしれない。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4大半がどうってことない世間が時代が悪いのよ的左翼イズムに迎合し、笑いの中でリアルに松川事件を撃つという高度な諧謔趣向も若干褪せるが、正直この伊藤雄之助には参った。このおっさんが出てくるとアドレナリンが全開する。あと佐久間もいいね。 (けにろん)[投票(1)]
★4山本薩夫らしい、風刺と皮肉に満ちた喜劇。三國連太郎の独壇場による法廷シーンは爽快。伊藤雄之助と共に、今では得がたい役者。市原悦子加藤嘉永井智雄も好演。佐久間良子は、ちょっと太い。弁護士役で、二枚目時代の千葉真一が出てるのが、面白い。['06.2.25京都文化博物館] (直人)[投票]
★3前半から相変わらずのズーミング多用。しかし、公判シーンのズーミングとパンニングは、なんて説明的なんだろう。こゝまでの観客の視点強制は全く酷いと思う。しかしだ、いくつかのシーンはとても見応えがあるし、面白いのも確かなのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3ふぐすま訛りの演出がやり過ぎだっぺよ!破蔵がいつの間にか 松川事件にすりかわってる。市原悦子は東北の芸者役にぴったり。 (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
Ratings
5点2人**
4点12人************
3点3人***
2点0人
1点0人
17人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
日本実録犯罪映画 (町田)[投票(23)]続・キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ!  (ぽんしゅう)[投票(8)]
死んだピラニアが残したものは・・・追悼・室田日出男 (ぽんしゅう)[投票(8)]ディア・ドクター (ぽんしゅう)[投票(4)]
Links
検索「にっぽん泥棒物語」[Google|Yahoo!(J)|goo]