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モモ★ラッチさんのあらすじ: 投票数順

★5殺しのリハーサル(1982/米)舞台初日の晩、主演女優のモニカが飛び降り自殺をした。それから一年後、モニカの婚約者だった劇作家のアレックスは、沈黙を破って、新作を書いた。そして、読み合わせをしながら手直しをしたい、といって友人でもある役者や演出家、プロデューサーをある劇場に招く。しかし、本の読み合わせをするにつれて、アレックスの本来の意図が彼らにも分かってくる。招かれた5人は皆モニカが自殺した舞台公演の関係者だった。その晩のモニカの行動に不審を抱き、自殺ではなく他殺だ、と確信していたアレックスは、芝居を通じて、それぞれ動機を持っていると確信している関係者たちの中の誰が犯人か探り出そうとしていたのだった…[投票]
★4シーラ号の謎(1973/米)妻を殺されたプロデューサーが、容疑者と思しき映画関係者を集め、ゲームを通じて犯人を突き止めようとするが…『殺しのリハーサル』に影響を与えたであろう作品[投票]
★3ミラノの奇蹟(1951/伊)孤児のトトは6歳までロロッタ婆さんに育てられ、その後は成人するまで孤児院で育てられる。善良で人好きに育ったトトはやがてミラノの原っぱに小屋を立て部落のようなものを作り上げ、仲間と暮らし始めるが、そこから石油が噴出したことで土地の持ち主は彼らを追いたてにかかる。そこに、天からロロッタ婆さんの霊が降りてきて…『自転車泥棒』の監督;ヴィットリオ・デ・シーカ、脚本;チェザーレ・ザヴァッティーニのコンビによる風刺の効いた寓話。1951年カンヌ国際映画祭グランプリおよびFIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞受賞、NY批評家協会賞外国映画賞受賞。 [投票]
★4セレブレーション(1998/デンマーク)鉄鋼王ヘルゲの還暦を祝う宴に集いし者たちの、その翌日の朝までの緊迫した群像劇。長男のクリスチャンはパリでレストランを経営する優等生。次男ミケルは妻に乱暴を振るう問題児。黒人の恋人を連れてきた長女ヘレーネは妹リンダが自殺した浴室でメモを見つける。久々に一堂に会す親子。親戚との再会。そして宴会が始まり、クリスチャンがスピーチに立つが…一方、従業員たちはヘルゲ一家に対する不満から、参加者の車のキーを隠してしまう…ドグマ95第一弾。1998年カンヌ国際映画祭審査員賞受賞 [投票]
★4男の敵(1935/米)1922年のダブリン。アイルランド独立運動の最中、地下組織の元一員は賞金欲しさに仲間を密告するが、そのために仲間が警官隊に射殺されたことで、今度は組織から追われる羽目になる…女のために仲間を警察に売ってしまった男の苦悩を、西部劇の大家でありアイルランド系でもあるジョン・フォード監督が描いたスリラー。アカデミー主演男優・脚色・音楽・監督賞受賞[投票]
★4我等の仲間(1936/仏)警察に追われている男、女房に逃げられた男、職にあぶれた男…いろいろな問題を抱えた5人の男たちが買った宝くじが大当たり!彼らはそのお金で小川のほとりに山荘を立てて「我らの家」と命名、バーとして開店するための準備に奔走するが…[投票]
★4未知への飛行(1964/米)誤ってソ連に対する核攻撃指令を受けたアメリカの爆撃機5機が一路モスクワへ。帰還可能ポイント=フェイル・セイフ(原題)も超えてしまう。ソ連側の迎撃部隊が4機撃墜するが、残りの1機がモスクワを爆撃してしまう…スタンリー・キューブリック監督の『博士の異常な愛情』と同じ年に誕生した、核の恐怖を描く秀作。ほとんどのシーンが ヘンリー・フォンダ扮する大統領の執務室と作戦司令室で占められており、その緊迫感は比類がない。監督は状況煮詰まり派の巨匠シドニー・ルメット。2000年にはテレビ・ドラマとしてリメイクされている[投票]
★4ドイツ零年(1948/伊=独)感受性の強い少年エドモントは、病弱の父、夜の仕事をしている姉、ナチ党員であったことを表沙汰にされるのを恐れ部屋に閉じこもっている兄と共に苦しい生活を強いられていた。そのため、彼自身も、生活の足しになればと小銭稼ぎをしている。ある日、少年時代の恩師が彼に弱肉強食の理論と共に暗に父親殺害を示唆。少年はそれを実行してしまう…[投票]
★4サン・ロレンツォの夜(1982/伊)成人した女性が6歳の頃に経験した戦争体験を赤ん坊に語りかけるところから物語は始まる。第二次大戦末期、ドイツ軍に占領されたトスカーナ地方が舞台。村を破壊しようとするドイツ軍から逃れるために、一部の人たちは、危険を覚悟の上で北上中のアメリカ人を探しにいくが…『父/パードレ・パドローネ』、『カオス・シチリア物語』等の兄弟監督ヴィットリオ・タヴィアーニパオロ・タヴィアーニ 監督作品。1982年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞 [投票]
★4誘惑されて棄てられて(1963/伊)婚約者がいながら、その妹に手を出す男。しかし、ふとしたことがきっかけでそれが家族にばれてしまう。当然の如く婚約は解消。父親は男に責任を取らせるために妹と結婚させるつもりが、男は女が処女でないことを知り姿を消してしまう。家名を汚されたと感じた父親は息子に男を殺しに行かせるが…1964年カンヌ国際映画祭男優賞受賞(サロ・ウルツイ[投票]
★4イタリア式離婚狂想曲(1962/伊)12年間連れ添った女房に愛想を尽かし、年下のいとこにぞっこんの中年男。しかし法律(イタリアの旧民法)では配偶者の一方が死亡しない限り結婚を解消できない。彼は考える。裏切り者の配偶者を殺した男は英雄の御時世。そこで名案。古女房に男を近づかせて、姦通させるように仕向けたらどうだろう?そこに都合よく妻の昔の恋人が現れて…1962年カンヌ国際映画祭コメディ賞受賞、ゴールデン・グローブ外国映画賞および男優賞(コメディ/ミュージカル)受賞(マルチェロ・マストロヤンニ[投票]
★4殺人狂想曲(1957/仏)妻が旅行に出た機会を狙ってコーラスガールと浮気をしようとしたクラリネット奏者が巻き込まれる災難。彼女の部屋へ行くとすでに彼女は何者かに殺されている。さらに運の悪いことに殺人の汚名まで着せられて…フランス人に愛されるイギリス人作家ジェイムズ・ハドリー・チェイス原作によるコメディ・タッチのスリラー[投票]
★4冷血(1967/米)刑務所で意気投合したペリーとディックは、出所後強盗をして大金をつかんだ後メキシコへ高飛びしようと考えていた。しかし押し入った家には現金は43ドルしかなく、挙句の果てに住人を皆殺しにしてしまう…トルーマン・カポーティの実話を元にした原作によるドキュメンタリー・タッチの本作は白黒画像や淡々として突き放したような演出が印象的[投票]
★4恐怖の岬(1962/米)逆恨みがもたらす復讐をテーマにしたスリラー。8年ぶりに娑婆へ出て来たマックス・ケイディ(ロバート・ミッチャム)の目的はただひとつ、復讐。暴行傷害事件で証言をした弁護士(グレゴリー・ペック)を逆恨みし、法に触れない範囲でじわじわと相手を追い詰めていく。その矛先は妻や娘にも及んでいく。『ケープ・フィアー』は本作にほぼ忠実なリメイク。[投票]
★4ショック集団(1963/米)人殺しを見つけるために精神病を装って精神病院に入院したジャーナリストのジョニーだったが、自らを偽る事でしだいに精神の均衡を失い、また周りの環境に影響を受けて徐々に自分を見失っていく。そしてようやく犯人がわかったときに…[投票]
★5カンバセーション…盗聴…(1974/米)人の秘められた生活を暴き出す「盗聴」を仕事にしている主人公(ジーン・ハックマン)はかつてある事件で人を死に追いやった経験に今も悩まされていた。そんな中で新たに依頼を請けた仕事で再び殺人らしき会話を聞いてしまう。おなじ轍は二度と踏むまいと、何とか真相を暴きだそうとするのだが…絶望的な暗さが無機質な恐怖と相俟って生み出されるユニークなスリラー[投票]